過去の日記へ
1月1日(日) 夕食:お雑煮 積ん読:22+4冊

[misc]新年

 あけましておめでとうございます。

 とは言え、体調が不充分なのでごろごろとして過ごす。

[book]インターネットは「僕ら」を幸せにしたか? (森健、アスペクト)

 まず、ちょっとしたことを紹介したい。 ラザーゲート(という名前をなぜか著者は避けている)を扱ったところで、

 メモ疑惑を指摘したあるコンピュータエンジニアは、自身のブログでこう述べている。
「専門家としての意見として繰り返して言うが、この文書は偽造である」
(p.90)
ところで著者は、このエンジニアの名前を伏せている。 肝心のブログのアドレスも紹介されない。
 別にこれは秘密でもなんでもない。 エンジニアの名前はDr. Joseph M. Newcomer氏、 ページは
こちら
 なぜ、著者はこの情報を伏せたのだろうか? 理由は実は簡単で、Newcomer氏の記事の冒頭には 「自分はブッシュ支持者ではないが、嘘を放置できない」 と書かれているが、これがまずいのだ。
 「そのメモは偽造されたものではないか」という指摘が、複数のブロガーから寄せられ始めた。 多くが共和党支持者であるのは了解事項としても、 (p.89)
という記述が、最も重要なブログ記事の冒頭でいきなり否定されてしまうのである。 これは著者にとってまずい。 自分の思い込みを読者にも押しつけるために、 自分にとって不都合な情報を伏せてしまったわけだ。
 実は、本書ではこういう記述が頻発する。 著者がどの程度誠実に事実に向き合っているかという姿勢を現すものであるが、 今どきこんなものを隠したってすぐにばれる。 この手口は老醜メディアの常套手段だが、 これこそがウェブスフィアから最も強く批判されているやりかただ、 という自覚は著者にはないのだろう。

 ということがあるので、本書の中身自体はあまり価値がない。 新しい事実や知見があるわけでもないうえに、 基本的な事実関係の整理にすらなっていないのだから。

 ところで、私が一番驚いたのは著者の年齢である。 上述のように老醜メディアの悪癖を無批判に踏襲しているところから見て、 私は当初、若作りっぽい書き方をしているが、40代後半以降の人間だろうと思っていた。 (帯に推薦文を寄せている香山リカが45歳前後だったと思うが、同世代だと思った。) ところが著者のプロフィールを見ると、なんと1968年生まれ、まだ30代半ばである。 その年齢の人間が、老醜メディアを喜ばすような旧態依然たる書き方をしているのが一番驚いた。

 もっとも、老醜メディアという貴族社会において栄達の道を掴んだ(と思いこんだ)のであれば、年齢とは関係なく老醜メディアにコビをうることになるのは、まあそうなるだろう。 歴史を見れば革命直前に老醜派にコビを売って自滅したなんてエピソードは幾らでもある。 最近でも、 朝日新聞捏造事件(2005年1月12日版)について 藤井満という朝日新聞記者が自分の身元を隠して捏造を擁護しようとしたら大失敗したという事件があったが、 彼も30代後半。同じだねえ。


1月2日(月) 夕食:焼き魚 積ん読:22+4冊

[misc]体調

 なんとか復調してくる。

 が、入れ替わるように妻の人が風邪気味。 年初から色々という感じか。


1月3日(火) 夕食:おにぎり 積ん読:22+4冊

[misc]体調

 夜中に腹痛で目が覚める。 トイレに駆け込んだところ、かなり悪目の下痢状態。 しばらくトイレに立て籠もる羽目になる。

 出るものが出きってしまったあたりで布団に戻り一休み。 夜明け頃には大分落ち着いた。 軽い腹痛は残っているが、ホットレモンやらホットミルクやらは腹に収まるので、 ちまちまと水分補給。

 夕食は普通に食べられる、と言っても妻の人が風邪でダウンしているので、 コンビニで買ってきたおにぎりだが。

 などなどと、割とさんざんな感じの冬休みでした。

[rpg]クトゥルフと帝国(坂本雅之他、エンターブレイン)

 当初のアナウンスから遅れること10年以上、遂に発売となった 日本の1920年代サプリメント。

 ターゲットを1920年代に絞っているため、古代史絡みのネタはほとんどないが、 その分1920年代についてはかなり良くできている。 結核の記述なんかもうまくまとめていて、当時の雰囲気が良く出ている。 なお、シナリオは未読。


1月4日(水) 夕食:弁当 積ん読:22+4冊

[misc]お仕事

 妻の人は結局風邪が治らず、年初からいきなり休暇。 私は普通に出勤。電車が空いていて、快適というか残念というか。


1月5日(木) 夕食:おにぎり 積ん読:22+4冊

[misc]お仕事

 ばたばたと資料造りとか問い合わせとか。 まだペースがあがらず。


1月6日(金) 夕食:豚丼 積ん読:22+4冊

[misc]お仕事

 ばたばたと会議が何件か。

[magazine]RPGamer 12号

 記事の方はこれといって特筆するモノはなし。

 付録ゲームは「芝居遊戯・水戸黄門」。 あの「お約束」をどのように再現するかがポイントだが、 印籠ポイントを貯める(全PCが45〜50にならなくてはならない)ことによりクライマックスシーンに突入するというルールや、 トランプを利用(クラブのエースを三葉葵に見立てている)したりしつつ、 視聴率を稼ぐ(この辺はレレレっぽい)という形でまとめている。
 特に凄いという点はないが、お約束をまとめるサンプルにはなっていると思う。


1月7日(土) 夕食:鮭味噌焼き 積ん読:20+4冊

[misc]初参り

 大分遅れたが、地元の神社に初参り。 去年は風邪で散々なめにあったので、今年は健康を祈願する。 まあ、神頼みばかりでなく自分でもちゃんとしないといけないのではある。

 初参りの後は、ファームで昼食をとって、縁起物のゆで卵を買って帰宅。

[game]FF-XI

 とりあえずシーフを25まで上げるのが当面の目標なので、ちまちまとプレイ。 20を超えたらクフィムでパーティというのもありだな。


1月8日(日) 夕食:湯豆腐 積ん読:20+4冊

[game]FF-XI

 ミッションやるかもしれない、ということで念のため準備。

 オルデールのStroperは必ずモルツルを落とす。 これはハイポーションの材料なので非常に役立つのだが、 勝てるかどうか試したことがなかった。 ということで、ナ/赤で挑戦してみる。
 結果は成功。 1時間ほどで20本入手可能。 移動とか製作とかも含めて、2時間ほどあればハイポ20本が作れる目処がたった。 (他の材料は、水クリとセージ(レンブロウで購入可能))

[magazine]SFマガジン 2月号

 特集はどうでもよいとして、 お薦めはキース・ロバーツのアニタ短編2つ、「魔女」「湖畔の少女」。 このシリーズはキャラの魅力だね。 いいかげん、短編集翻訳されないのだろうか。


1月9日(月) 夕食:お好み焼き 積ん読:20+4冊

[movie]デューン/砂の惑星(2000年、アメリカ他)

 2000年にアメリカのサイファイ・チャンネルが作成したミニTVシリーズ。 ほぼ原作に従ったストーリーで、ハーバートの原作を270分でまとめている。

 TVシリーズなので映像インパクト的には映画にかなわないのは仕方のないところで、 サンド・ワームはまだしも、戦闘シーンの迫力の無さはちょっと寂しい。 男爵や皇帝、ベネ・ゲセリットの権謀術数周りも割とあっさりめ。 航宙も序盤にちらりとだけ。
 とはいえ、俳優陣もしっかりしたところを押さえており、 丁寧な造りとあいまって ファンも納得の作品に仕上がっている。

 もうちょっとフレメンをじっくり描き込んでくれるともっと満足度が高くなる (カルトっぽい怪しげな連中に見えちゃうんだ、描写がこれだけだと。)のだが、 さすがにこれ以上長くしてもなあ。
 あとは、色々言われる映画版(デビッド・リンチ監督)だが、 結構うまく撮っていたところもあったんだなと感心したり。


1月10日(火) 夕食:おにぎり 積ん読:20+4冊

[misc]報道規制要求

 北京政権がとんでもないことを要求していたことが明らかになった。 (記事はこちら)。

中国外務省の崔天凱アジア局長は9日の日中局長級協議で「日本のマスコミは中国のマイナス面ばかりなぜ書くのか。日本政府ももっとマスコミを指導すべきだ」と述べ、日本側に中国報道についての規制を要請した。
 中国はメディアを政府の監督下に置いて報道の自由を規制しており、日中関係改善に向け「中国政府もメディアを指導する」と述べた。

 日本の民主主義も色々課題はあるが、遙かにましな状態だというのがよく分かる。 (もっとも、中国報道についての自主規制は酷いものだが。)

 というか、こんなもん要求する方が頭がおかしいと思うのだが、 それをおかしいと思えないのだろうな。 さて、朝日新聞様はこの件をどう報道するのだろうか?


1月11日(水) 夕食:おにぎり 積ん読:20+4冊

[sci]電車止めればインフルエンザ患者が減る

 ニュースはこちら

電車が平常運行した場合、最初の患者発生から約20日目には流行がピークに達して1日当たり5万人が新たに感染し、最終的な感染者は約50万人に上った。 一方、都市全体の感染率が1〜5%の時点で運行を停止すると、1日の新規感染者はピーク時でも2〜3万人にとどまり、最終的な感染者は30万人台に抑えられた。
人口80万の都市がモデルなので、感染率が60%から40%に減ることになる。

 ま、電車を止めるのは非現実的だけど、ラッシュを避けるとか 早めにきちんと休むとかするのが大事なわけね。


1月12日(木) 夕食:ペペロンチーノ 積ん読:20+4冊

[soprts]NFCワイルドカードプレイオフ レッドスキンズvsバッカニアーズ

 前半のバッカニアーズは散々。 ターンオーバー2つがそれぞれタッチダウンになってしまう。 もっとも、レッドスキンズのディフェンスの集まりの早さのせいもある。
 レッドスキンズのオフェンスはそれほどでも無い印象だったが、 フィールドゴールを取られた直後にフィールドゴール取り返したあたりはまずまず。
 2Q最後のレッドスキンズディフェンスのブリッツは、 バッカニアーズがディレイからのパスを多用し始めたのに アジャストした見事なもの。

 後半はいきなりバッカニアーズがTDをとったものの、そのあとは攻めきれず。 それ以降のシリーズはレッドスキンズのディフェンスのプレッシャーがかかり続ける。 一方、レッドスキンズのオフェンスはちょっと次の試合が心配。 まあ、時間を使っているオフェンスとは言えるのだが、1TD差だからFGは狙いたい。 その割りにはロングロスが何回もあったりするし。
 4Qのバッカニアーズのギャンブルは、 レッドスキンズの思い切ったディフェンスが上回る。
 残り3分で微妙なパスがあったが、それはそれ。 むしろその直後にまたレシーバーをフリーにしたレッドスキンズのディフェンスが不思議。

 キッキングゲームは、バッカニアーズのリターナーが目立っていたが、 レッドスキンズのキッカーが地味にうまかったように思う。


1月13日(金) 夕食:ピザ&パスタ 積ん読:20+4冊

[soprts]AFCワイルドカードプレイオフ ペイトリオッツvsジャガーズ

 1Qは両チームともオフェンスがちょっとピリッとしない展開。

 2Qもディフェンスゲーム。 というかパッと見た感じだとジャガーズの方が押しているように見える。 サックやファンブルフォースも多い。
 が、それでもポイントはペイトリオッツが7対3でリード。 ターンオーバーも無いし、 実はペイトリオッツペースなのかも。

 3Qに強いはずのジャガーズ。ところが第1シリーズはあっさり止まる。 でその後のペイトリオッツのオフェンスはじっくり進む。 でゴールに迫ったところで伝家の宝刀プレイアクション、 これであっさり1プレイでタッチダウン。 こういうところはやっぱり強い。
 で、これで完全に流れがペイトリオッツ。 あとはジャガーズがずるずると自滅。

 終わってみれば28vs3でペイトリオッツの圧勝。 凄いプレイをしたような気はしないし、 ミスが無いというわけではないのだが、 要所要所はきちんとしめていたし、やっぱり強いんだろう。


1月14日(土) 夕食:ラーメン 積ん読:20+4冊

[sports]NFCワイルドカードプレイオフ パンサーズvsジャイアンツ

 1Qは得点無かったものの、オフェンス・ディフェンスともにパンサーズが押し気味。 と言うか、ジャイアンツオフェンスはまったく機能せず。 パンサーズのオフェンスはセカンドエフォートが結構進んでいる。

 2Qはジャイアンツに不運が続き、やることなすこと裏目に出る。 ミスキックがプレイヤーに当たってターンオーバーになるは。 身体能力の高い側にツキがいったらどうにもならん。
 ジャイアンツオフェンスは、ランが出ず、パスも出ないと打つ手無し。

 後半になってもパンサーズは個人技でずるずる進む。 逆にジャイアンツのマニングは我慢しきれずミスを連発してオーバー。
 ゲームとしてはちょっと面白みのない展開。

[sports]AFCワイルドカードプレイオフ スティーラーズvsベンガルズ

 1Qのベンガルズの最初のシリーズの第2プレイでベンガルズのQBパーマーが 怪我で退場。 ところが、控えQBのキトナが意外に好調。 パス・ラン取り混ぜて前半終わって10対0とリード。
 一方のスティーラーズは、オフェンスが反則も含めて若干乗り切れず。

 2Qの最初のシリーズはスティーラーズオフェンスが、 ベンガルズディフェンスのラッシュに慌てず落ち着いてTD。
 その後、ベンガルズオフェンスが延々ゴールライン前で攻撃。 スティーラーズディフェンスがつまらないミスを繰り返して結局TD。
 ところが、その直後、スティーラーズがパス、パスでTD。

 3Qに入ってもベンガルズのオフェンスは好調。 ところが、最後の最後でFGのスナップミス。
 これがターニングポイントになってしまった。
 その後のスティーラーズオフェンスは、ロングパスとベティスのランでTD。 これでついにスティーラーズが逆転。
 次のベンガルズのオフェンスは完全にリズムがずれてしまい崩壊。
 直後にスティーラーズのスペシャルプレイ。 スナップをランドリエルに投げて、彼が右に流れる。 これでセカンダリーを前に引っ張ったところで、左サイドのロスリスバーガーへバックパス。 その間に奥へ走り込んでいたレシーバーにロスリスバーガーがパス。 まさに嫌らしいことこの上ないタイミングでのスペシャルプレイ。 これでTD。そしてこれで勝負あり。

 4Qのベンガルズオフェンスはインターセプトで終了。

 スティーラーズディフェンスは強く早い。特に判断が速い。 相変わらずだね。

[game]FF-XI

 溜まっていたネムリタケから昏睡薬を作って売りに出す。お値段3万6千。

 その後サンドに移動して、木工ギルドの納品クエスト。 今日はハープだったのだが、バスの競売で1個9000で売られているのを見つけ、 7個購入。納品ポイントが1個500で、上限3440に到達。
 翌日はスパイクドクラブ。これはウィンで1個だけ売られていたので購入(3000)。 こちらは300納品ポイントに。 目標は10000だが、まあうまく合ったときにちまちまと。

 その後でユグホトに行ってシーフ(レベル19)の経験値稼ぎ。 3000店ほど稼いでレベル20に。


1月15日(日) 夕食:ホキ生姜煮 積ん読:20+4冊

[tv]ハリケーン・カトリーナの検証 KILLER HURRICANE Anatomy of Katrina(2005年、ディスカバリーチャンネル)

 昨年8月〜9月にかけて合衆国南部を直撃して大きな被害を出したハリケーン・カトリーナ。 当初はこれほど大きくなるとは予想されておらず、 最初のフロリダ上陸時には死者11人を出す。
 その後海面温度の高さと速度の遅さによってカトリーナは急成長し カテゴリー5になる。カテゴリー5のハリケーンが上陸したのは過去3回のみ。 そして進路上のニューオーリンズはしばらくハリケーンが来襲しておらず、 カテゴリー3までへの対処設備しか整っていなかった。
 ところが上陸直前に突如風力が衰えカテゴリー4になり、東へ進路を変える。 (とは言えカテゴリー4でも充分強力。) 上陸後にカテゴリー3に下がったものの、合衆国南部の低地帯は 高潮による洪水の脅威にさらされたままとなっている。

 カトリーナは月曜日にニューオーリンズを通過、市民は一旦はほっとする。 が、翌日になって堤防が決壊し、洪水が街を遅う。 水量が多すぎて街の設備では対応しきれず、市街への避難が始まる。 (略奪が報じられたのがこの頃だが、当局は人命救助を優先させていた。) この洪水がニューオーリンズに大被害をもたらした。 すり鉢の底にあるため排水が大変なのである。

 今後もハリケーンが南部を襲うのだろうか、という疑問に答えるために ルイジアナ州立大学のリュー博士は過去のハリケーンを研究している。 博士によればこの地域のハリケーンはよく知られた30年周期の他に、 1500年周期を持っており、現在は活発期へ移りつつあるとのこと。 もしこの説が正しければ、ハリケーンは今後何度もニューオーリンズを襲うことになる。 (それが来年か100年後かは分からない。)

 救助活動が本格化したのは5日目から、ここまでが酷かった。 当局も市民もそのための充分な準備をしていなかったのだという。

[magazine]軍事研究 2月号

 「インダス川上空をUH-1Hで飛んだ」(嘉納愛夏)が面白かった。 昨年10月のパキスタン地震の救援のため派遣された部隊のレポート。 現地のスタッフのいい加減さに対応するシーンは毎度のお約束だが大変そう。 あと、筆者によると、ヘリに乗るのは意外に重労働だそうだ。 被災者移送の際も、現地の人達は結構マイペースで動いているらしい。

 「米韓の現状報告」(石川巌)は、色々取りざたされている韓国の現状報告。 記事を読む限りでは日本での扱いは (従来メディアにせよ、反・反日系ブログにせよ)いささか偏ったもののようだ。 とはいえ、身勝手さは事実であって、困ったもんだ。

 例の日本海海戦を巡っての論争は多田智彦氏の反論記事が掲載されている。 まあ議論するのはいいことだ。

 「ラインバッカーII」(佐藤俊之)は、ラインバッカー作戦がいかに有効であったかを示している。 戦術的にも集中・柔軟の原則に則ったものであったし、 戦略爆撃によるダメージで相手を交渉のテーブルに引き出すという戦略目標も達した。
 もっとも、兵士を死なせることに熱心な連中はこれを非難しつづけた。 それに対する軍事的な回答が精密兵器であった、という流れに位置づけられるようだ。


1月16日(月) 夕食:サワラ味噌焼き 積ん読:19+4冊

[book]それは『ポン』から始まった(赤木真澄、アミューズメント通信社)

 アーケードTVゲームの歴史を日本だけでなく米国まで含めて俯瞰した、 まさに「労作」の名にふさわしい一冊(500ページを越すボリュームがある)。 なにしろ、最初に紹介されているのは19世紀末のピンボール(の先祖)なのである。 そこから始まり「アーケード(TV)ゲーム」が産業として確立していくための 苦労と工夫を細かく語っていく。(制度、技術、業界体制、など様々な面で) インベーダーブームの大きな功績を「プレイ単価100円を定着させた」などというのは、 まさに業界史の視点無くしては語れないことだろう。

 興味深いエピソードも多数紹介されている。 コナミ上月氏の毀誉褒貶を含むエピソードも面白いし、 「新電子立国」が批判した任天堂のゲームの権利2枚舌問題 (実は、一般に言われているよりも早い段階で軌道修正していた)なんかも 筆者ならではの情報と言える。 ギャンブル(本書中では「ゲーミング」と呼ばれている)との弁別のための 長年の苦労(特にアメリカ)や、 日米の業界事情の差も、初めて聞く話が多く、実に興味深い。

 中の記述自体が正しいかどうかは今後別途検証されていくだろう (ラルフ・ベアの位置づけのように従来説を否定するものもあるし、 本書が事実上初めて一般公開となる情報もある)が、 そういった研究のベースになるというだけでも、 TVゲームファン必読の一冊である。

 欠点の一つは、業界発展史としての記述・分析と ゲームの面白さ云々の部分がごっちゃになっているところ。 勿論、業界の発展とゲームの発展は不可分ではあるのだが、 不用意に混ぜてしまっているため分かりにくくなっている部分が多いこと。
 また、家庭用ゲーム機の記述も弱いように思う。
 この本をベースにして、アーケード業界の発展に絞った本を書いて欲しいところ。

 なお、普通には手に入らないので、 Fukkan.comで買うか、あるいは出版社に直接注文するかしないといけません。 私は直接注文しました。


1月17日(火) 夕食:サンドイッチ 積ん読:19+4冊

[magazine]ロール&ロール vol.17

 リプレイばかりでちょっと不満。 ガンドッグはシナリオコンテストをやったのに、 なぜかシナリオを掲載せずにコメントでお茶を濁している。 そのコメントもなにか奥歯に物が挟まったような言い方。 あまり良いもの来なかったのかな。

 クトゥルフもリプレイでお茶を濁すしなあ。


1月18日(水) 夕食:パスタ 積ん読:21+4冊

[misc]イラク派遣指揮官

 夕刊(日経、5面)にイラク派遣指揮官計13人(復興支援群長8人、業務支援隊長5人) の中から何人かにスポットを当て、現状と経験の生かし方とを記した記事が出ていた。 (政治部 齋藤徹弥氏の記事)

 初代の2人(番匠幸一郎陸将補、佐藤正久一佐)は知名度を生かしたPR役にあたっている。 それ以降の人達は、経験を実業務に生かす方向で活躍している。
 岩村公史一佐は、 中央即応集団を二十四時間体制になれるように副司令官を二人置く体制になるよう 尽力した。 「持てる力の6−7割で対応できなければ、長期の任務遂行は難しい」 という彼の言葉は、こと軍事組織に限らずあらゆる場面に適応できると思う。


1月19日(木) 夕食:秋刀魚の煮付け 積ん読:20+4冊

[book]10年後の日本(文春新書)

 消費税増税、地方分権による地域格差拡大、大量定年者による社会混乱、 学力衰退、年金崩壊、財政破綻、 など47項目に渡って、今後10年の間に顕在化するであろう社会問題を 簡潔に説明した一冊。

 なにせ、たった10年のことである。 幾つかの問題は過大評価されているかもしれないし、 幾つかの問題は解決されているかもしれない。 しかし、 この10年間に起きた社会問題のうち、 半分以上は10年前の時点で予想出来ていたはずだと思えば、 この本で書かれたことの半分以上はそのまま現実化するだろう。

 比較的政治的偏向は少ないので、 頭の整理と覚悟を決めるためにも、ざっと目を通してみると良いと思う。

 私は、仕事の中期提案のネタ捜しに読んだんですが。^^;


1月20日(金) 夕食:サワラのネギ味噌焼き 積ん読:19+4冊

[book]現代SF1500冊 回天編(大森望、太田出版)

 大森望のSF書評のうち、最近10年分(1996〜2005)をまとめたもの。 96年と言えばエヴァブームまっさかりで、星界が出た年。

 さすがにこの辺に来ると見落としていた作品というのは少なく (SFオンラインの開始がやはり97年。 その後ウェブ時代が来るので、紙幅による制約というのは事実上無くなった。) どちらかというと大森節を楽しむ一冊。


1月21日(土) 夕食:グラタン 積ん読:19+4冊

[misc]お仕事

 出張準備で色々と。

[sci]義体

 義体という言葉は攻殻機動隊で使われている。 概念としては、義足や義手に対して、体全体なら「義体」ということなのだろう。

 ところで、脳の一部に物理的損傷を受けたために生活に支障をきたす人がいる。 その人達のために、その能力を補うパーツを補ったとすれば、 それは「義脳」ということになる。

 などと言うのが、サイエンスメールの落合哲治氏のインタビューで紹介されていた。 脳の研究のアプリケーションとして面白いな、と。


NN1月22日(日) 夕食:豚汁 積ん読:19+4冊

[tv]9.11抵抗のフライト The Flight That Fought Back(ディスカバリーチャンネル、2005年)

 アルカイダの9.11では、4機の航空機がハイジャックされ、 2機がWTCビルに、1機がペンタゴンに激突した。 残った1機はワシントン近郊に墜落した。 本番組は、 遺族へのインタビューや残された記録をもとに、 この日のUA93便をドキュメンタリータッチで再現したもの。

 アルカイダのテロリスト、 ジャラヒ、アルハズナウィ、アルガムディ、アルナミの4人は UA93をハイジャックし、ホワイトハウスに自爆テロを行おうとしていた。
 時系列的に整理すると、 11便(WTCに自爆テロ)のハイジャックから28分後に93便に離陸許可が出ている。 この時点ではアルカイダの同時自爆テロはまだ把握されていなかった。 その数分後11便がWTCに激突し乗客93人は全員死亡。
 9時3分、175便もWTCに激突、乗員は全員死亡。 同じ頃、三番目の77便もハイジャックされ、ワシントンに向かわされた。
 この時点で、まだ93便の乗員はアルカイダのテロの情報を知らない。

 9時28分、アルカイダは93便をハイジャック。 この後テロリストはコックピットに立て籠もる(1人は客室側にいたらしい)が、 乗客達が電話を使うのは止めなかった。
 いきなり対テロ戦争の最前線に巻き込まれた乗員乗客40名は、 まず、定石通り指示に従う。 9.11以前は、ハイジャック犯には逆らわないのが原則だったからだ。
 ところが、外部とのやりとりのうちにWTCやペンタゴンのニュースが伝わり、 ハイジャッカーが自爆テロリストであるとの確信を得るに至る。 そして、乗員乗客等はテロリストと対峙する。

 結果、93便は途中の森に墜落。 自爆テロは防がれたが、彼等も帰らぬ人となってしまった。

 インタビューがとれた人達の人柄や職業、普段の生活を紹介しながら、 彼等がそれぞれ普通の人達であることを紹介する。 (多分に美化されているのは仕方あるまい。) そして彼等が93便に乗り込む経緯を紹介したあと、 事件発生後のやりとりを経て、テロリストとの対決へ。

 電話で機内の人達とやりとりをした人達が、 何を考え、何を伝え、何を伏せようとしたのか、 それにどれほど苦悩したかの部分が非常に印象的。 それが彼等にとって亡くなった人達との最後の交信だったのだから。

 あとは、このシチュエーション自体が重い。 インタビュー中心なので多少美化された面が多いとはいえ、 自爆テロリストに乗っ取られた飛行機の中というのは大変な修羅場なのは間違いなく、 そこで考えたこと、やったこと、やらなかったこと、 いずれにしても重い。

[tv]徹底検証! UFO現代考察論(MONDO21)

 絶えて久しかったUFO番組。 本番組は竹本良の説を紹介する。

 とは言え、これといった新ネタは無し。 昨年国会でUFOネタが取り上げられたというものくらいか。 2005年3月11日の質疑応答で、 民主党山根隆治参議院議員と麻生総務大臣との間で取り交わされた。 情報は こちら
 まあ、これもねえ。

 あとは、どう説得したのか知らないが、JAXAの的川先生も登場。 宇宙の構造や太陽系外惑星、ETIの可能性など、中身は普通。
 ところで、 的川先生のところにも「おまえのところでUFOの情報を隠しているんだろう」 というクレームが来たことがあるそうです。


1月23日(月) 夕食:豚汁 積ん読:19+4冊

[misc]お仕事

 いつもの国際会議。 今回は東京開催なので、通いで済むのが助かる。

 とは言え、疲れることにかわりはないわけで・・


1月24日(火) 夕食:宴会 積ん読:19+4冊

[misc]お仕事

 一応、8時で終了。 でも、やはり疲れているわけで。


1月25日(水) 夕食:豚汁 積ん読:19+4冊

[misc]お仕事

 時間ぎりぎりまで粘って、なんとか会議の方はAgendaを終了。 いや、正直言って終わるとは思っていなかったので驚き。

 でもおかげで、片付けて帰宅したら10時だが。


1月26日(木) 夕食:豚汁うどん 積ん読:18+4冊

[book]愛はさだめ、さだめは死(ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア、ハヤカワ文庫SF)

 ええと、実は短編集は読んでませんでした。 解説の所にあるティプトリーの正体についてのエッセイは、まあ歴史的興味という程度で。

 質の高い短編集なのは事実で安心して読める一冊。 お薦めは「接続された女」なんだろうな、これは何度も別のところで読んでいるけど。
 表題作「愛はさだめ、さだめは死」は異境SF。 微妙に掴みきれない異境生物の生き様が、掴みきれないがために生き生きと見える。

 多分、未読の他の短編集も読んだ方がいいだろうな。 一通り再チェックしておこう。


1月27日(金) 夕食:おにぎり 積ん読:17+4冊

[book]年金なんでも相談室(田中章二、日本経済新聞社)

 ファイナンスお勉強シリーズ。次は年金。 まあ、色々と基礎知識というところ。 正直言って、自分が受け取れる頃にどうなっているかは不明 (5年ごとに改訂があるし、まあ、近未来での破綻・改革は避けられないのだし。) だが、現状の概要を見るのも悪くないだろうということで。

 で、ですね、現状は仕組みが複雑すぎ。 既得権を守ることと前提の変化に対応することとが 無定見に妥協を繰り返した結果だろうというのは予想できるが、 これじゃわけ分からない。
 最低部分を税金(消費税ということになるよね)で徴収して、 社会保障的に支給するということになるのかな。 で、積み上げ部分は各自私的年金とかでということに。

 もっとも、今まで収めてきた人はどうすんだとか、 改革で手取りの減る人とかは絶対反対するだろうし。

 絶対時間かかるんだから、とっとと手を付けないと。


1月28日(土) 夕食:ドリア 積ん読:16+4冊

[food]チョコレートケーキ

 本日は甘味の会。 なのだが、全員の都合が今ひとつしっくり来ず、 おまけに来週は私が出張ということで、やむなくやや無理な設定。 順次集合で、お茶は3〜6時位ということに。

 ということで、チョコレートケーキは、 パティスリー グレゴリー・コレ のロワイヤル。

ロワイヤル
上から、ムース、クレーム、フォュティーヌ、ビスキュイと層状になっている。 ナッツ風味のビスキュイが上層の重みあるチョコを支えているという感じか。

 あとは、午前中に自由が丘まで出かけていって、 去年食べ損ねたモンサンクレールの栗を10個(1人2個だ)購入。 ちょっと造りが変わったのかな(?)、まあ美味しいからいいけど。

 昼は小籠包、夜はファームのドリア。 その間は、MythBustersを見たり、駄目話をしたり。

[book]A君(17)の戦争9 われらがすばらしきとき(豪屋大介、富士見ファンタジア文庫)

 ようやく出ました9巻。 ただ、妙に薄い(200ページくらいしかない)ことから分かるように、 ストーリーはほとんど進展せず。 まあ、タメだと言えなくもないが、それならせめて半年ペースは守って欲しい。

 8巻を読んだときには、「9巻でワルキュラ攻防戦。 陥落寸前まで進んだところで、上陸作戦敢行! 以下、次巻」と思っていたのでね。 (まあ、補給、補給は繰り返し話が出てるけど。)
 ランバルト航空戦力は、やはり今回の反撃対応ですり減らすという筋書きかな。

 しかし、"Our Finest Hour"ですかいな。 また捻ったフレーズを持ち出してきたことよ。


1月29日(日) 夕食:カレー 積ん読:16+4冊

[misc]お仕事

 ということで、明日締め切りの持ち帰り仕事をちまちまと。 ややこしい部分もあるので勢いだけでは書けないのが辛い。

[magazine]ログイン 3月号

 ううむ、相変わらず、読むとこ少ない。


1月30日(月) 夕食:カレー 積ん読:16+4冊

[misc]お仕事

 苦労の甲斐あって、なんとか期限に間に合う。 これで、あとは来週の出張を何とかすれば一息だ。


1月31日(火) 夕食:カレー 積ん読:16+4冊

[magazine]ニュートン 3月号

 特集は知床。 なるほど、地形的には、北方四島と同じ並びだけれど、北海道にくっついているということなのか。(北アメリカプレートに太平洋プレートが斜めに沈み込んでいるので、 皺が寄っているというイメージ。)
 これに火山が噴き出し来ているので、狭い地域に多用な植生が集まっているのだそうだ。
 写真が綺麗。

 写真と言えば、南米アタカマ砂漠の遺跡の写真が凄い。 乾燥しきった土地の遺跡なんだが、水星とか小惑星とかの表面写真をみているかのような写真。
 あと、全長86メートルの巨人の絵もある。 ウニータの丘の斜面に描かれているもので、 ナスカ地上絵同様に幾何学模様とかも混ざっているし、 巨人の絵も宇宙人に見えなくもない。


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