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8月1日(火) 夕食:トロロ蕎麦 積ん読:6+4冊

[sci]20年に月面着陸

 ニュースはこちら

 私は基本的に日本の宇宙開発を支持する立場に立つし、 Jaxaにも頑張って欲しいと思っている。 大きな計画を示すことで、方向性を提示したり、人々の関心を引くことも大切だと思う。
 が、jaxaが年中行事のように、この種の開発案を出してくるのは正直飽きてきた。 NASAだってしょっちゅう打ち上げ花火は上げているが、 連中はそのうちの幾つかは実行に移している。 Jaxaの方は(もちろん、内部検討的な連続性はあると思うが)、単発ばかりに見えてしまう。

 今回はシンポジウムでの発表だし、セレーネ発展という位置づけだから基本路線は悪くないと思う。 (もっとも、ふじも悪くなかったと思うが、結局実行に向けて進まなかった。)

 Jaxaばかりを批判するのは間違っていると思うが、どうすればいいんだろう。

[book]ふたりジャネット(テリー・ビッスン、河出書房新社)

 「マックたち」で知られるビッスンの短編集。日本独自編集とのこと。
 小説書きとしては達者なようで、それが妙ちきりんなネタを楽しく料理している。

 個人的には表題作(ふたりジャネット)は今ひとつピンと来なかった。 というか、SF風味の薄い作品は、どれもそれほど面白くなかった。 ちょっと文学趣味が走っているからなのかもしれない。

 「熊が火を発見する」も面白い(おばあさんがなじんでいる様子が愉快)が、 「冥界飛行士」に出てくる盲目画家の触覚表現は、 ある種の気持ち悪さと奇妙さが混ざり合った独特の雰囲気がある。 万能中国人ウィルスン・ウーが登場する3作は、 微妙に頭の悪そうな一人称文体で語られるホラ話が楽しい。


8月2日(水) 夕食:メバルの煮付け 積ん読:12+4冊

[rpg]デモン・パラサイト(北沢慶、新紀元社)

 グループSNEの新作RPG。 「悪魔憑き」により超人化する人間が増加した世界が舞台。 悪魔憑きの正体は寄生生物で、寄生対象は人間だけではなく他の生物にも及ぶ。 単に能力が向上したマイトと、凶暴化したヴィシャスとがおり、PCはマイトとなる。 悪魔憑きは別の悪魔憑きから寄生生物を取り出すことができるため、 マイトは気持ち悪がられながらも、対ヴィシャスという観点から認められつつある。

 システムは、2D(変身後3D)+技能値による上方ロール。 「衝動」を貯めることによりリロールが可能となっている。

 衝動が溜まっていくと、より強力な特殊能力の利用が可能となるが、 衝動が溜まりすぎると「暴走」状態となる。 暴走するごとに自我ポイントが減少し、減りすぎるとヴィシャス化(NPC化)してしまう。

 ビーストバインドではロールプレイにより「愛/罪」ポイントを貯めたが、 デモンパラサイトではリロールにより衝動を貯めていく。 つまり、ある程度展開を見ながら衝動を貯めていく必要があるが、 ダイス目が悪いといきなり増えたりする。 (衝動が15ポイントになると暴走)
 その辺をコントロールしながらプレイを進めていくことになる。 「食事」や「睡眠」により衝動を下げることもできるので、 そうそう極端なことにはならないだろう。 この辺がロールではなくルールで規定されているので、 FEAR系のロール強要システムになじめない人にはありがたいところだと思う。

 全体に手堅くまとまった印象があるので、プレイに困ることは少ないだろうが、 一方作者が言うほど「熱いゲーム」かどうかはよく分からない。
 システムの都合上、食事シーンが増えるのかもしれない。^^;

[misc]自家用車とケータイとインターネット

 森山氏の日記7月29日で見つけた話題。

車はどんなメリットを所有者にもたらしているのだろうか。何が自家用車の普及を支えているのだろうか。

車のメリットは、移動能力による時間のセーブと、移動可能な個別空間を快適性を維持したままもたらしえる空間を作り出した、という2点に集約されるのではなかろうか。つまり「時間と空間」だ。これがキーワードなのではなかろうか。

インターネットはWWWとブラウザの登場により、コミュニケーションの「場」となることで普及した。様々な情報に簡便にリーチできることで時間のセーブももたらした。時間のセーブと、新規の個別空間をもたらしたという意味では、インターネットも車と同じなのかもしれない。

これからの時代において普及するテクノロジーとは、時間と空間のメリットをもたらすものなのではなかろうか。技術なんて突き詰めれば全部そうなのかもしれないが、もっと端的に、時間と空間のメリットをもたらす技術が「来る」奴なんじゃないだろうか。

「空間」は、実際の三次元空間でなくてもかまわない。人間の頭のなかに空間を広げるものであればいいのだ。インターネットは、人間と人間を繋ぎ、コミュニケーションの場を作り出すことで、新しい空間を創造することができた。ケータイは、本来、移動体が持つべきだった通信技術をコモディティ化し、二人だけで話す場をいつでも望むときに簡便に作り出す手段を与えた。

 であるならば、そういうサービスを考えればあたるわけだ。 (簡単にできれば苦労は無いが。)


8月3日(木) 夕食:カツ煮 積ん読:12+4冊

[magazine]SFマガジン 9月号

 イリアム発行合わせのダン・シモンズ特集。 収録短編は、 イリアムの前日譚にあたる「アヴの月、9日」と 異星人と共にK2登山に挑む「カナカレデスとK2に登る」の2作。 「アヴ」を読んでいて「イリアム」を読みたくなった。 「K2」の方は、谷甲州ばりの山岳冒険小説。 どちらも、さすがという感じの作品。

 あとは連載が中心だけど、少々影が薄くなってしまった印象。 「魔京」(朝松健)は、話を全然忘れていたと思って首を捻ったけれど、 実は舞台が大きく変わっていた。

[game]テレビゲームのちょっといい話

 CESAが発行しているパンフレット(こちら)がある。

 ちょっとしたパンフレットだが、意外としっかりしている。 まあ、宣伝用にかわりはない。
 しかし、まじめに書くとインパクトは下がるんだよね。 これで、「ゲーム脳」や「脳内汚染」と闘わなくてはならないのだから、大変だ。


8月4日(金) 夕食:おにぎり 積ん読:12+4冊

[misc]お仕事

 午後全部会議、ふう。

[sci]Mロケットが消える日

 Mロケットについてのコラムが日本惑星協会に掲載された。 記事はこちら

その背景となる状況としては、
(1)1機が約70億円というM-Vロケットが高すぎるという評価があり、
(2)大型・中型・小型の少なくとも3機体制でこの国の宇宙輸送をやっていきたいとの立川 理事長のプランがあり、
(3)小型衛星、超小型衛星が今後需要を大幅に伸ばすという見込みがあり、そして
(4)国際情勢に鑑みて今後も固体燃料のロケット技術の維持発展が望まれるという判断が あったのだそうです。
もっと複雑な背景があるだろうということは察しがつきますが、それはここでは触れてはならないこと。
これにたいする悲観シナリオも上記ページに掲載されています。

 Mロケットがそこまで素晴らしいものかどうかはさておき、 松浦氏の評価はこちら。 松浦氏の評価は一般人や組織の力を軽く見過ぎるきらいがあるが、 技術的な面では信用できる。 まあ、こんな感じなのだろうな。


8月5日(土) 夕食:混ぜご飯、ネギ塩豆腐 積ん読:12+4冊

[misc]夏

 思い出したかのように暑くなった。 正午過ぎに駅前を歩いていたら、もう完全に空気の方が体温より高い。

[tv]ロズウェル事件〜衝撃の新事実 The Roswell Crash:Startling New Evidence(SciFiチャンネル、」2002年)

 アメリカのSF専門局サイファイチャンネルが2002年に作成したロズウェル番組。 ロズウェル時間のおさらいと政府陰謀論が色々紹介される。 偽情報が多いという話も(コフマンの件とか)。

 新事実というのがなにかというと、大きく2つある。 メインは、 T・ケアリー、D・シュミットの2人が墜落現場付近の発掘を行うというもの。 が、当然ながらたいした成果がでるわけではない。

 もう一つは、デビッド・ルディアックという人物による画像解析。 気球を前にして映っているレイミー准将の写真があるが、 ここで彼が手に持っているメモが読めた、というのだ。 (ちなみに、英語版wikipediaには写真も載っている。(こちらの「Stories of a "disc" craft and alien bodies」の項目)
 主張通りに"disc"とか"victims of the reck"などと読み取るのはかかなり苦しいとは思うが、やり方が面白いと思った。

[magazine]ロール&ロール 23号

 特筆する記事は無し。

 デモンパラサイト発売合わせで「デモパラ的シナリオの作り方」なる記事が載っている。

 今回は、「買ったはいいけど、うまくシナリオが作れない」という人や、 「GMをやってみようと思うんだけど」という人のために、 シナリオの作り方を紹介しよう。
というのはいいのだけれど、ならば、きちんと初心者向けに作って欲しい。 「やりすぎは禁物だ」とか「初心者にはあまりお勧めできない」なんていいわけするなら、 そもそもそういうもの書かないように。
 「シナリオ作りの盲点」は共生生物の特殊能力のうち、 シナリオ検討時に注意が必要なものを並べている。 「ブリガンダインは飛ぶから高さは障害にならない」 「ヴォージェとファランクスは壁を登るから、ビルの屋上にいきなり移動できる」 など、具体的で分かり易い。 これをシナリオ作成と合わせて拡充した方がよかっただろう。 (今回は3分の1ページしかないんですよ。)

[magazine]ニュートン 9月号

 特集は、惑星科学の最前線。 塵円盤が出来てそれが惑星になったというのが標準的な理論だが、 未解明の謎が幾つもある。それを丁寧に解説してくれている。 ちなみに、揚げられている12の謎は以下の通り。

  1. 1メートルサイズの微惑星が太陽に落ちてしまう。(ガス抵抗)
  2. 木星がガスを吸い込み始める前にガスが消えてしまう。
  3. 全ての大きさの惑星の卵が太陽に落ちてしまう(重力ブレーキ)
  4. 水星だけが密度が高すぎる
  5. 小惑星帯にはなぜ惑星ができなかったのか
  6. なぜ土星にだけリングがあるのか
  7. どこまでが太陽系か
  8. なぜ月はあんなに巨大なのか
  9. なぜ水星に磁場があるのか(固体コアでは磁場が発生しない)
  10. なぜ金星に水があった証拠が見つからないのか
  11. 火星の水は今どこにあるのか
  12. 生命の材料はどこでできたか?(太陽系生成前か、生成後か)
こういうのを丁寧に解説してくれるのは嬉しい。

 あとは、小ニュース記事に「甘い水のトリック」というのがあった。 甘くないはずの水を甘く感じることがあるのはなぜかというもので、 私もヴィシーというミネラルウォーターに甘みがあって不思議に感じたことがある。
 実験では、苦み物質が甘み感覚細胞の能力を低下させ、 これを洗い流すと能力が復活する。 この際に、センサー細胞のタンパク質が変質するのが原因という推測らしい。


8月6日(日) 夕食:角煮 積ん読:12+4冊

[game]FF-XI

 白をレベル上げしようと思ったが、なかなか見つからず。 (あとで聞いたところ、ビシージ中だったらしい。) ソロでもいいかと思ってコンシュに向かっていたら、英語パーティへのお誘い。
 まあ、ソロよりいいかと思った承諾したのだが、これが失敗。 1時間半かけて、ロランベリーパイ2個使って、1000点でした。 17〜20のパーティというのもバランス悪いのだが、これは人手不足なので仕方がない。 クフィムのミミズに変更したのもよしとしよう。 が、移動中にご飯だなんだと時間を使ったあげくに、 リーダーが落ちたまま戻らず。 「5人でもミミズ狩れるから」と言ったけど、やる気なさげな雰囲気。 しばらくしてずるずる落ちていったので、そのままジュノに戻って落ち。

 どうも、白でのパーティってろくなのに当たらないな。 この前が、前衛5後衛1で砂丘だったし。

[game]KingsField Additional 1(PSP)

 ああいつの間に出てたんだ、ということで入手。

 昔のKFはダンジョン内を歩き回る感じが良かったのだが、 今回の移動はコマンドによるもので、前進か旋回かを十時キーで選ぶ。 ので、方眼紙ダンジョンになる。

 一方、戦闘はリアルタイムのもので、敵の攻撃タイミングを図って、 こちらから攻撃したり、盾で防御したりする。 敵の攻撃・防御パターンが色々あるので、それぞれ対処も変わってくる。 この辺の雰囲気は旧KFゆずり。

 あっさり死ぬのは相変わらずながら、難易度は下がっているかな。 移動をコマンド化しただけでも大部楽になっていると思う。


8月7日(月) 夕食:角煮 積ん読:12+4冊

[misc]スーツケース

 朝の通勤時間帯にスーツケースを抱えた人達。 今日から夏休みなのだろうけれど、 世間が夏休みとは限らないのだから、ラッシュは避けるべきだろう。

[misc]夏休み

 書類上は夏休みなんだが、研修に出かける。 5時終了ですぐに帰れるところは大部楽だが。


8月8日(火) 夕食:角煮 積ん読:11+4冊

[misc]研修

 今日も研修。 講師の人が微妙に知識不足だったりしたけれど、 研修自体は結構有意義。
 休みを潰した甲斐はあったかな。

[book]SF魂(小松左京、新潮新書)

 小松左京の自伝のようなもの。 小松左京マガジンの連載をもとにした「語りおろし」。 日本沈没合わせの企画本なのだろう。

 神戸震災が相当こたえたというのは、文章からよく伺える。 見るからにしんどそうだったものな。
 あとは、色々なものに首を突っ込みつつも、 やはり小松SFの基本は未来と文明なんだということも。

 面白そうな部分を幾つか引用。

 いったいなぜヒトという生き物は、 「自然の中で生きていくのに最低限必要な能力」以上の過剰な脳を持ってしまったのか。 僕は「未来観」を論じるにあたって、そこから説き起こした。
 人間の「意識」と人間の「生物的生命」にはズレがある。 危険回避のための未来予測能力は最低限必要だが、 星の延長上に未来を予測すれば必ず「固体の氏」にぶつかってしまう。 自らの「個体の死」を予測できるのは人間だけだ。 だから不可避的に、「人はなぜ生まれ、死ぬのか」という問いかけが生じる。 人間の生物としての意識の構造が「未来と死」を考えさせ、 宗教と思想を生み出す。(pp.111-112)
 (日本沈没の反響について)
 右翼からも左翼から文句を言ってきた。 右翼は、「あれだけ大事なことを書いていて天皇という言葉が一回しか出てこないのはどういうことだ」。 左翼は、「自衛隊を英雄視していてけしからん」。 左翼系の方がしつこかった。(p.132)
 (ヒマラヤの上で鳥が飛んでいるのを見て感動したあと。)
 あんなに寒くて空気も薄いのに、人間が飛行機で飛ぶ前に鳥は真価の果てにもうこんな困難な飛行までやりとげていたのだ、と感動した。 その時こう思った。 しかし鳥は宇宙までは行かなかった、宇宙は人間がやるのだなと。 進化が人間の宿命であり、地球生命の一つとしての義務であるとすれば、 やはり宇宙には行かなければならないだろうと思った。(pp.173-174)

 そして、最後に曰く

 SFとは文学のなかの文学である。
 そして、
 SFとは希望である、と。(p.178)


8月9日(水) 夕食:炊き込みご飯 積ん読:11+4冊

[misc]夏休み

 ということで、今日から本当に夏休み。

[movie]吸血鬼ゴケミドロ(日本、1968年)

 40年前の国産怪奇SF映画。 タイトルからはなんだかよく分かりませんが、エイリアン侵略もの。 旅客機が謎の飛行物体に接触して墜落、 その生き残りに吸血エイリアンが寄生し、次々を生存者を襲っていく。 額がパックリと割れて、そこからアメーバ状のエイリアンが出入りするという場面が有名。

 意外と良くできているが、それでもやはり古さは否めないわけで、 マニア以外の人に薦めるようなものではないだろう。
 非常時に団結できず、結局全滅してしまうという展開と その背景となる身勝手な連中という構図なのだが、 さすがにステレオタイプが古すぎるし。


8月10日(木) 夕食:ブリ昆布煮 積ん読:11+4冊

[misc]夏休み

 溜まっているビデオの消化を中心に過ごす。

 あとは、「King'sField」のPSP版を進めたり。


8月11日(金) 夕食:カレー 積ん読:10+4冊

[misc]ソビーク

 1日目に一般参加。

入場直前
 10時頃に現地到着し、東館入場列に並び、10時半過ぎに入場。 ゲーム電源無しのみなので、1時間ほどで回り終わる。

 戦利品は別途。

[book]エルピーダは蘇った(松浦晋也、日系BP社)

 サブタイトルは「移植の経営者 坂本幸雄の挑戦」。 帯には「プロ経営者に託された日の丸半導体復権のシナリオ」。

 社長とは何をするべきなのか、という話が中心。 人事権を握って、何をやるべきかを明確化する。 その時、経営企画部やらアナリストやらの言うことは排除する。 途中に入る人による偏りを避けると共に、 直接だからこそ得られる情報を重視するというものだ。 (これは、競争上の優位になる。)
 ノンフィクションライター松浦氏の欠点の一つは、英雄賛美・組織軽視なのだが、 今回は坂本社長にスポットを当てるという方針とマッチして良い結果を生んでいる。

 ビジネス書としては並の出来。 正直なところ一般論にまでまとめようとした部分の説得力はあまり良くない。
 ただ、日立・NECの両社は、本書を別の角度から読まなくてはならないだろう。 なぜ、自分達が出来なかったのか、と。


8月12日(土) 夕食:アジ西京焼き 積ん読:11+4冊

[misc]ソビーク2日目

 本日は、SF、メカミリ、旅行。 同じく10時頃現地到着、10時半過ぎに入場。 1時間強ほどで回り終える。

 途中でさらさらな友人Hと遭遇したので、 昼ご飯を御一緒することに。

[food]ラミヤータ

 本日は、「カレーリゾット」を注文。

カレーリゾット
ものは美味しいですね。例によってキャベツたっぷりのラミヤータテイスト。 辛さはかなり控えめに抑えられているようで、そこがちょっと不満(辛さは選べない)。

 その後、雨が酷くなってきたので、小やみになるのを待って解散。


8月13日(日) 夕食:宴会料理 積ん読:11+4冊

[misc]帰省

 実家に顔を出しに行く。 が、妻の人は体調不良で家に残ることに。 やむなく、一人で唐揚げを食べに(毎回唐揚げが出るんです。私が好物なんで)。

 行くたびに甥姪におもちゃを買うことになっている(いつのまにやら)のだが、 今回は最年長のN君は、なんと「Nゲージの車両が欲しい」と言い出している。 確か幼稚園の年長だったはずだが、最近の子供は早熟だのお。^^;

 なんでも、あちこちから、列車やらレールやらパワーパックやらが集まってしまい、 動かせるようになってしまったのだそうだ。 で、やはりものはプラレールより大部良いわけで、そちらが欲しくなってしまったらしい。 でも、高価なだけにそうそう買い足すこともできず、 それでもお小遣いを貯めて幾つか買った、とそこまでやっているならいいだろう、と。

 他には、ボウケンジャーやら恐竜やらアンパンマンやら。

 食事しながら歓談して、夜帰宅。


8月14日(月) 夕食:シルバー味噌焼き 積ん読:11+4冊

[misc]夏休み

 ということで最終日。 最後まで残っていたビデオを消化したり、 KFで遊んだりしていた。

 というだけで済めば良かったのだが、 来週の出張準備が既に始まってしまう。 取り急ぎ15件ほど冷暗所をチェック。


8月15日(火) 夕食:麻婆豆腐 積ん読:13+4冊

[misc]good Korea, bad Korea

 今週放映分のLOSTで、 サン(登場人物の一人の韓国人女性)が結婚指輪をなくして落ち込んでいるところに ハーリー(ふとっちょの米国人男性)がやってきて軽いジョークで笑わせようとするシーンがあった。
 「出身はどこだっけ?」
 「ソウルよ」
 「ソウルって、南だっけ北だっけ?」
 「南よ」(と言って笑う)

 これじゃなぜ彼女が笑ったのか分からない。 が、実はここはジョークになっている。3番目の台詞は "Is that in the good Korea or bad Korea?"となっているのだ。 (で、サンの返事は「良い方よ」となる。)
 ま、正しく訳したら圧力が大変だろうからねえ。 でも、意味は通じなくなっている。

[misc]渕一博氏 逝去

 一応こちらが公式なのかな。 こっちかな。70歳。

 色々と毀誉褒貶のあるICOTの所長として記憶しているが、 一流のコンピュータ学者だったのは事実でしょう。合掌。


8月16日(水) 夕食:鶏肉とジャガイモのソテー 積ん読:13+4冊

[misc]Priceless

 ふと思い出したのだが、先日のMythBustersでこんなシーンがあった。 落下実験のために飛行機の一部を切り出す作業をすることになったのだが、 ナレーションが曰く、 「彼等には様々な武器があります」
「電動ノコギリ、○○ドル」
「チェーンソー、○○ドル」
「飛行機をぶった切る楽しみ、プライスレス」

 見てたときは笑っていたのだが、 考えてみたら、日本でやっているマスターカードの あのCMと 同じフォーマットでアメリカでもCMを放映しているということなんだな。


8月17日(木) 夕食:棒々鶏 積ん読:16+4冊

[sci]12惑星

 ニュースはこちら

IAUの惑星定義委員会が16日に提出した「新提議案」によると、惑星とは

  1. 太陽(恒星)を周回する。但し、恒星と衛星を除く。
  2. 自己重力を持ち球体に近い形を保っている。
ものだそうだ。たぶん、もうちょっと厳密な定義があるのだろうが、 冥王星の衛星と考えられていた「カロン」、 火星と木星の間にある「セレス」、 太陽から最も離れた軌道を回る天体「2003UB313」が新たに惑星となる。

 IAUのニュースリリースをざっとみると、それほど厳密な定義ではなさそう。 質量が5 x 10^20 kg 以上、直径が800 km以上あれば問題無しとか書いてある。 太陽系外に色々見つかっていくであろう天体の分類に使っていくことになる。
 カロンについては、冥王星との二重惑星ということなのだろう。 ま、両星の重心が宇宙空間にあるそうなので、それはいいか。


8月18日(金) 夕食:ポテトパイ 積ん読:16+4冊

[misc]ジョン・ベネちゃん事件

 ニュースはこちら。 容疑者がタイで逮捕されたという報道。41歳の元教師。

 最初、両親が疑われたのだが、調査の結果その容疑は晴れたと聞いていた。 これで犯人が本当に捕まったのなら結構な話が、 当初の両親の怪しげな振る舞いの理由は分からないままなんだよな。


8月19日(土) 夕食:冷や奴 積ん読:16+4冊

[misc]出張準備

 色々時間が取れなくて、提案の下読みが終わっておらず、一日読み続ける羽目に。 で、結局終わらなくて (いや、昼間にマジスパに行ったからだという意見もあるが) 明日回しに。


8月20日(日) 夕食:サンドイッチ 積ん読:14+4冊

[misc]出張

 ということで、また出張。 今回は北京なので時差が少ない(1時間)のが救い。

 飛行機が1035成田発のNH905便なので、朝6時に起きて出発。 箱崎、成田までは順調に進む。 (そういえば、TCATがまた改装していたな。なんか毎年やっているような気がする)
 が、成田で大行列。 ANA(を含むスター・アライアンス系)が第1ターミナルに集結、 窓口も広げたはずだが、あまり効果がないのか、それとも混んでいる時間にぶつかったか。 (おまけに、どさくさに中国人の二人組が割り込んでくるし、まったく。)
 チェックインに1時間近くかかり、出国審査でも手間取り、 スターバックスで朝ご飯代わりのコーヒーとパンを買ったら、もう搭乗15分前。

[food]機内食 NH905便

 ということで、恒例の機内食紹介。 といっても、飛行時間3時間半のフライトなので一食のみ。

機内食
2種類あったうちの「ハンバーグステーキ、エビドリア」を選択。 味はファミレスレベル。機内食としては上々でしょう。

[misc]機内アナウンス

 なにやらやたらと下手な機内アナウンスが何度も繰り返されていた。 いかにも「慣れてません」という感じだったのだが、 どういうことだろう?

[misc]北京

 北京でもやたらに入国審査やら荷物引き取りに時間を食う。 入国審査が妙に長いのは、別に私だけではなくみんななので、そういう国なのだろう。
 そうそう、北京空港はなかなかきれいな空港でした。
 同僚と合流して、ホテルへ。 同僚はそのあと観光に行ったようだが、私は仕事が若干残っていたのでそっちを片づける。

[book]運転 アシモからジャンボジェットまで(下野康史、集英社文庫)

 自動車雑誌NAVIの連載(99年8月号〜02年6月号)をまとえた単行本が文庫化された。それが本書。

 車以外の乗り物はどうなっているのか興味が湧いた。  誰が、どんな風に運転しているのか、果たして人間がどこまで運転しているのか、いないのか。(文庫版後書き、より)
 この視点があるので、「楽しいですか。どんなところが面白いですか?」という質問が、 何度も出てくる。(潜水艦の運転が楽しいと聞いて妙に喜んでいたりする。)

 割ととんでもないものまで「運転」している。 スキージャンプや馬、保津川下り、熱気球、車いすレーサー、そしてアシモ。 ほとんどが「職業」としての運転であり、求められているものもわかりやすく説明してくれる。
 「胃カメラ」では、どうやって操作するとか、どのくらい難しいとかいうのも面白いが、 こんな表現が出てくる。

 でも、アルファロメオ好きの内視鏡医よりも、患者は安心できるかもしれない。

 電車関係も色々出てくる。 地下鉄は地上電車よりも起伏が激しいとか、路面電車は自動制御できないので楽しそうとか、 最後にはリニアの運転なんかも出てくる。 リニアは動力も制御も車外にあるから、運転も車外で行うのが合理的となるのだそうだ。 それでも

 新しい試験項目をやるときには、手に汗を握るほどではないにしても、緊張感はあります。 何キロ地点をこのスピードで通過したい。 そのためには何Gで加速するのか、何アンペアの電流を流すのか、 そのパターンをいかにうまく作って入力するかというのが、 これまで運転士がマスコンとブレーキでやっていた"ワザ"に相当するんでしょうね。(p.312)
という証言を聞き出すあたり、楽しみへのこだわりが感じられて好印象。

 アシモについては、思ったより「運転」しやすいという感想を持った筆者に対して、 開発者が自立運動生成ができるようになったので操作がシンプルになったと説明する シーンがある。 筆者は「考えるラジコン」という言い方をしているが、 ここばかりは筆者も操作しやすくなったことを単純に喜んでいるのが面白い。 他の件では、操作が自動化されるのをいやがる場面が多いのに、 やはり先入観さえ無ければ、思った通りに動かし易いのが正しいのだろう。

[book]水族館の通になる(中村元、祥伝社新書)

 以前、動物園の本(動物園にできること(川端裕人、文春文庫))を読んで 非常に面白かった。ので、調子に乗って今度は水族館の本を買ってみた。 上述の動物園本ほどではないものの、こちらも知的好奇心を満足させるという意味で面白い。

水族館で感じる水中の透明感は、完全に人工の透明度で、あれほど透き通った海や川は 地球のどこにもないほどの奇跡の水なのだ。(p.35)
以前サンシャイン国際水族館が単独でイロワケイルカを輸入しようとしたとき、 捕獲も輸送もなにもかもうまく行っていたのに、 アメリカ合衆国で飛行機の給油をするときにとりあげられてしまったことがあるのだ。 輸出入の書類もしっかり整っていたにもかかわらず、 アメリカの空港ではアメリカの言うことを聞けといって。 そして取り上げたいるかはアメリカ国内で飼育されることになった。(pp.68-69)
おそらく、多くの皆さんが見たいのはシーラカンスだろう。 実はボクも、シーラカンス捕獲と飼育を夢見て、 ちょっと笑えないほどのお金と労力を使わせてもらったことがある。 しかも挫折したし……。
 それでもこりず、さらに夢見ているのが、深海で光を発するチョウチンアンコウに、 海面を飛んでいるトビウオ。(p.94)

 著者は、鳥羽水族館、新江ノ島水族館などに関わった方。 単純に「水族館の楽しみ方」ガイドとしても面白い。


8月21日(月) 夕食:鍋 積ん読:14+4冊

[misc]お仕事

 ホテルの会議スペースをほぼ借り切る形で会議。 会議自体はいつもの調子。 1日目にしてはペースが良いが、まだまだ先は長い。
 さすが、中国というところは、食事。 マイルド目に作られた中華料理は日本人にはちょうど良い。

[food]CHAMATE

 夕食は会社の人達と、近くの中華料理屋へ。 CHAMATEというチェーン店らしい。私は鶏肉の生姜煮セットと金柑ジュースを注文。 大ざっぱに割ったので正確な料金は分からないが多分70〜80元くらいだと思う。

鶏肉生姜煮 金柑ジュース
味はまあまあ。値段を考えると非常にお得です。


8月22日(火) 夕食:サンドイッチ 積ん読:14+4冊

[comp]ネット規制

 現在北京のホテルで会議中なのだが、今日会議の主催者から 「Googleとかに繋がらないことが多いという苦情が出ているが、 これは、中国政府のネット規制の影響であって、 主催者側のネットワークのトラブルではない」 というお達しがありました。(苦情多かったんだろうな。 どうせ面白がってヤバそうな単語の検索をした人が多発したのだろう。^^;)

 私も何度かgoogleに繋がらなかった。。 技術用語の検索しかしていないんだけどねえ。 (というか、あまり変な単語を検索して、当局に拘束されたりしたらシャレにならないので、真面目に仕事しておきます。^^;)

[misc]北京

 会議終了後にショッピングセンターを覗いてみたら、 アイススケートリンクがありました。

スケートリンク
中国も北京の高級ホテルとなると、日本とあまり変わらないですな。 (もっとも、高級ホテルにしては英語の通じない率が高い。 まあ、オリンピック直前の日本のことを思えば、しょうがないけど。)


8月23日(水) 夕食:北京ダック 積ん読:14+4冊

[sci]ガウス賞に伊藤清京大名誉教授が

 ニュースはこちらとか。

 確率微分方程式の研究を認められてのこと。 なにはともあれめでたい。

[misc]交流会

 会議の交流会。部会によっては、今日で議論が終わってしまうのです。 短い京劇やら少林寺系パフォーマンスとかが披露されてました。
 スタンドで北京ダックが食べ放題だったので、パクついて夕飯代わり。


8月24日(木) 夕食:サンドイッチ 積ん読:14+4冊

[misc]お仕事

 中盤を過ぎても議論のペースが今ひとつ上がってこない。 細かい修正とかを片っ端からウェブ承認回しにすれば、なんとかなるかも。

[food]水

 どうも聞いていると、お腹の調子が悪い人が多い。 医務室で薬を貰っている人となると少数らしいが。

 かくいう私も、月曜辺りからお腹が本調子ではなく、微妙にゆるんでいる。 腹痛とまでは言わないので、薬は飲んでいないが、やっぱり水なんだろうな。


8月25日(金) 夕食:中華料理 積ん読:14+4冊

[misc]お仕事

 ということで、残りを次々とウェブ承認回しにしてなんとか午後3時過ぎに終了。 一部の人達は、大あわてで部屋を出ていきました。 これからタクシーを飛ばして万里の長城を見に行くのだとか。

[misc]天安門

 まだ色々なところが開いている時間帯なので、私も観光に。 とは言え、6・4事件の記憶が生々しすぎて天安門に行く気にはなれず。 「この国はまだ若いのです。波が穏やかになるには、まだ……」

[misc]中国人民革命軍事博物館

 ということで、節操なく中華帝国反日博物館中国人民革命軍事博物館に行ってきました。 内容についてはよく言われている通りでして、 まあ、どこの国でも軍事博物館なんてのはpatrioticでselfishなものに決まっているわけで、 (北京のは、度を超して酷いとはいえ、)それ自体は、仕方ないでしょう。
 ところで、博物館の脇で日産が展示会を開いていたが、どういうつもりなんだろう?

日産展示

 時間は1時間ほどしかなかったので、兵器館だけ見学。 (すぐ隣に「土地解放うんぬん」というのがありましたが、最初の展示見て萎えました。)

 兵器館は1930年〜70年あたりまでに使われた兵器の展示が行われており、 結構大物がたくさん残っています。 日本では見ることのできない、旧日本軍兵器も山のようにあるので、それを中心に見学。 (兵器館の3分の1くらいは日本軍のものだと思う。)

 入場してすぐのところ97式戦車(チハ)。中国仕様に塗り替えられてます。 内戦時に活躍したらしいです。

97式中戦車
 他に屋内展示されていたのが、九二式加農砲、50ミリ迫撃砲(多分、八九式重擲弾筒)。
97式中戦車 50ミリ迫撃砲

 次が庭。 庭に簡易屋根を付けただけの場所に、またずらりと兵器が並んでいる。 八八式7.5p野戦高射砲、 九四式三十七粍速射砲、 十四年式105ミリ加農砲(って書いてあるんだが、そんなのあったっけ?)、 四年式十五糎榴弾砲、 九六式十五糎榴弾砲、 九〇式野砲、 九五式野砲、 九二式歩兵砲、 九六式25ミリ対戦車砲(ってあったっけ?)。

八八式7.5p野戦高射砲 九四式三十七粍速射砲 十四年式105ミリ加農砲? 四年式十五糎榴弾砲 九六式十五糎榴弾砲 九〇式野砲 九五式野砲 九二式歩兵砲 九六式25ミリ対戦車砲

 同じ場所に車両もあって、型名が書いてなかった鉄道道路両用車、 中国軍仕様に塗られていない97式中戦車、

鉄道道路両用車 九七式中戦車
 ずらりと並んでいる風景がこれなのだが、手前のシャーマンや一番奥の(写真から切れてますが)T-34に比べると日本戦車のひ弱さがはっきり分かります。
戦車達

 艦載砲もあって、80ミリ砲と25ミリ砲(二連)がありました。

80ミリ砲 25ミリ二連砲

 反対側の庭には航空機と艦艇。 さすがに当時の中国に外洋艦はないのですが、航空機は(鹵獲品、撃墜品を含め)あります。 九九式高等練習機

九九式高等練習機

 ショップの中はこんな感じ。

ショップ内1 ショップ内2
ミリメシもありましたが、さすがに怖くて買えませんでした。

[food]マクドナルド

 恒例、世界のビッグマック。

ビッグマックセット
味は例によって同じ。ポテトは日本で言う「S」ですね。 これで17元(250〜300円程度)。
 店内の雰囲気は日本とほとんど同じですね。

[misc]地下鉄

 博物館とホテルの間は地下鉄で移動しました。 地下鉄は冷房無しだったので、ラッシュとかはかなりきつそうです。 (駅には冷房がある。四半世紀前の日本がこんな感じだったかな。) ちゃんと英語のアナウンスも流れていたのには感心。 ぱらぱらマンガの動画広告とかもありました。(NIKEの)
 ところで、地下鉄の中で突然歌を歌い出したおじさんがいて何事かと思ったら、 物乞いの人でした。盲人杖を持って歌を歌い、何事か演説してました。 このおじさんの歌が、(歌詞は中国語だったけど)なぜか「北国の春」。


8月26日(土) 夕食:カツ煮 積ん読:12+4冊

[misc]帰国

 飛行機が朝8時半だから、とホテルの人に相談したら、6時に出ればいいよとのこと。 たまたま同じタイミングでチェックアウトしたM社の人のタクシーに同乗。

 6時半頃に空港に着いたところ、既に長蛇の列。というか、まだカウンター開いてない。 いや、まて、あれカウンターじゃなくて税関だぞ?
 普通は、チェックインカウンターがまずあるものだが、なぜかまず税関がある。 税関窓口を通ると次がチェックインカウンター。 その後もちょっと変わっていて、出国手続きがあり、それからセキュリティチェック。 かなり普通と違うのだが、どういう理由なんだろう?
 あとは、税関申請と出国カードが必要なのだが、それを書き忘れていて慌てて書く羽目に。なんやかんやで1時間以上かかってようやく空港内に。

 あまり時間もないし、8時半出発だから9時には機内食が出るだろうと思い、 とりあえずコーヒーだけ飲んで搭乗ゲートへ。 登場開始は予定通り8時。

 が、どういうわけかいつまでたっても離陸しない。 空港が混雑しているから、と言うが、朝8時半でなぜそんなに混む? 結局離陸は2時間遅れ。 挙げ句の果てに成田でもしばらく着陸待ちする羽目になり、 到着は3時間近く遅れる羽目に。ああ。

[food]機内食 NH956便

 恒例の機内食紹介。今回は「炒り卵とラタティユ」

機内食NH906
これは安食堂レベルでした。野菜がべちゃべちゃ。

[misc]成田

 成田到着は3時半、帰宅は結局6時でした。
 帰宅するとやはり疲れが出る。 (微妙にお腹の調子が悪かったのも疲労に繋がっているようだ。) 明日の外出は諦める。

[book]ダ・ヴィンチ・コード最終解読(皆神龍太郎、文芸社)

 ベストセラー小説「ダ・ヴィンチ・コード」内の記述の何が本当で何が嘘か (というか、ほとんど嘘なんだが)を解説した本。 「その辺をきちんと解説した本がないのはおかしい」と思ったのが執筆の動機だとか。

 が、そんなことよりこの本で一番面白いところは、 「シオン修道会」の話がどんどん肥大化していく部分を追っていくところだろう。 162〜163ページに載っている表がわかりやすくまとまっているのだが、

そこからシャトー関係のややこしい話をごっそり削って、シオンの設定とダヴィンチ暗号伝説を組み合わせることでダ・ヴィンチ・コードが生まれた。

 この辺の話の面白さは、都市伝説とかに興味のある人だとまた格別だろう。 ここまできっちりと説明できることは少ないからである。 しかし、ダ・ヴィンチ・コードにテンプル騎士団とか聖杯伝説とかも出てくるとは知らなかったよ。

[book]99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方(竹内薫、光文社)

 「科学は間違えるが、疑似科学は間違わない」という言葉がある。 この言葉を知っている(理解している)人には不要の本。 そうでない人には色々と興味深い点も多いと思う。

 で、その「仮説」について一般向けにわかりやすく紹介している本、のはずなのだが、 どうもかえってややこしくしているような気がする。 科学哲学するなら、ちゃんとやらないと駄目だろう。 ID論と進化論を同レベルに扱ってしまうあたりは、相当問題だと思う。

 一般向けの本だから多少なりともプラスになればいいやと思うか、 一般向けの本だからこそ細かいところまできちんとするべきだと思うか。 そのどちらかで評価は変わってくるだろう。 私は後者の立場を重視するので、この本はあまり評価できない。


8月27日(日) 夕食:生姜焼き 積ん読:12+4冊

[misc]「軍命令は創作」初証言

 ニュースはこちらとか。

 沖縄戦の際、渡嘉敷島で起きた住民の集団自決について、照屋昇雄氏が 「遺族たちに戦傷病者戦没者遺族等援護法を適用するため、軍による命令ということにし、自分たちで書類を作った。当時、軍命令とする住民は1人もいなかった」と証言したとのこと。
 たしか、この件は「軍の命令ではなかった」という説が前からあったと思ったのだが、 関係者の実名証言というところが新しいようだ。 ま、真偽は追々検証が進むでしょう。

[misc]ビデオ

 溜まっているビデオを見たりしながら、休息。 とはいえ、ずいぶん残ってるなあ、ちゃんと見ないと>ビデオ


8月28日(月) 夕食:秋刀魚煮 積ん読:11+4冊

[book]日本沈没 第二部(小松左京/谷甲州、角川書店)

 未完成品。

 前半は面白いです。
 移民・難民となった日本人と、亡命政府のようになりならがも活動を続ける日本政府。 そんな中、異常気象による社会不安がきっかけとなって日本人排斥運動が増え始める。 日本政府は旧日本列島付近にメガフロートを造ることを計画するが、 中国は平然と侵略を続ける。
 一方、異常気象の分析の結果、日本沈没を遠因とする地球寒冷化が進みつつあることが判明。
 両問題の板挟みにあった日本政府は米国と同盟を結ぼうとするが……

 ここまでは、谷甲州の得意分野をうまく生かした描写の積み重ねで、 実に迫力がある。

 が、問題はこのあと。ものすごい勢いでプロットが進み、 そして数百年後のスペースコロニーの場面で終了。
 もう、分かり易すぎるくらい明らかですが、 映画合わせと尺合わせのために無理矢理終わらせてます。

 多分、米国の同盟策についても、細かく描写を積み重ね、 やはりこれではうまくいかないということになり、C計画となるはずだったのだろう。 この辺の描写がすっ飛ばされているので、 説得力がないというよりも、そもそも何を言っているのかよく分からない。

 来年でもなんでも、完全版を出して欲しい。 小松左京/谷甲州が連名で出す本として、現状版は必要な水準に達していない。


8月29日(火) 夕食:ラーメン 積ん読:11+4冊

[magazine]ニュートン10月号

 特集は周期表。 短期・長期の2種類がよく知られているが、他にも色々とあるそうだ。
 pp.42-43に電子親和力(マイナスイオン化しやすさ)とイオン化エネルギー(プラスイオン化しやすさ)を表した表があるのだが、 水素の電子親和力が意外と大きい。 この表から見る限り、マイナス水素イオンもあながち無理ではなさそう。

 表形式以外の周期表(って言い方も変だ。)もあり、 わっかを重ねたようなエレメンタッチ、 ランタノイドやアクチノイドを自然に表現できるポール・ジゲール型、 クリスマスツリー状のフェルナンド・デュフォー型、など色々な方法がある。
 水素の位置を1族ではない場所に置く提案もあるそうだ。 化学的にはハロゲンに似ている面が大きいというのが理由。

 一般記事では、氷河の大きさを比較する写真を並べた記事が面白い。 確かにこの写真をみると、氷河の縮小は一目瞭然である。(理由はさておき)

 西はりま天文台で光学SETIを研究している鳴沢研究員の紹介もあった。 ペタワット級のレーザーパルスが50光年ほど離れた星から送られているならば 検知可能とのこと。 ハビタブルゾーンに地球型惑星がありそうな3星系(かんむり座ρ、ペガスス座51番、蟹座55番)がターゲットになっているそうだ。

「地球文明の延長線上で考えられる技術を地球外知的生命も発展させていると仮定して SETIを進めています。そこからはみ出すとSFになってしまうと思うからです。」(p.110)
というのは、ちょっと狭量な気もするが、やってくれているのだからよしとしよう。

[misc]健康診断

 血圧がようやく落ち着いたと思ったら、今度はコレステロール注意とのこと。 まあ、もうちょっと運動して、体重を5キロ落とせばよい。 言うだけなら簡単だが。^^;


8月30日(水) 夕食:春雨 積ん読:11+4冊

[magazine]軍事研究9月号

 特集は島嶼守備。 31ページの図(海上保安庁による領海・経済水域などを示した図)は、 これを見れば中国が侵略を企てるのも無理はないと分かる図。 こういう現実がまずあるわけね。
 現実問題として、中台紛争が起これば中国軍が先島諸島を侵略する可能性が高く、 そのケースを想定した芦川氏の記事が、妙にリアルでちょっと嫌かも。

 テポドン関係の記事もいくつかある。 速報と誤解解消が目的かな。 液体燃料ロケットについての誤解というのもあり、 米国のICBMタイタン2も液体燃料だったというのは、私も忘れていた。


8月31日(木) 夕食:担々麺 積ん読:12+4冊

[food]四川屋台

 しばらく行っていなかったので、 妻の人の宴会(?)に合わせて、大岡山の四川屋台へ。

 相変わらずの味でしたが、獅子唐(?)が入っていたな。

[misc]妻をだました麻生外相

 ニュースはこちら

 イラク出発前の7月末。現地で米軍ヘリなどに乗るため「荷物は機内持ち込み分だけ」との事情を聞いた外相は、出張先のマレーシアで慌ててホテルの売店を物色し、キャスター付きの小ぶりのカバンを見つけた。
 ところがそれは女性用。警備の関係で計画や日程は「最高機密」となっていただけに、このまま持ち帰っては夫人に怪しまれてしまう。外相はとりあえず夫人に土産として渡し、出発前に貸してもらう作戦に出た。
 ところが「オイ、アレ貸して」と切り出した外相に夫人は即座に「どこ行くの。危ないところ?」。鈴木善幸元首相の三女でもある夫人の勘の鋭さに外相は「敵もさるもの」と脱帽していた。

 ところが、小泉メルマガに載っていた内容と微妙に違う。

 「大臣、現地では自衛隊機と米軍ヘリコプターに乗るので、荷物は機内持ち込み用だけにまとめて下さい」と秘書官が言います。雑作もないことですが、我が家にはキャスター(車輪)がついた小振りのカバンがありません。
 さて困ったと思ったのが、7月末、ASEANの会議でクアラルンプールにいた時です。
 議事の合間、自由時間はたったの40分です。これを逃すとイラク訪問まで買い物などできませんが、表を探し歩く余裕はありません。何かないかとホテルの売店に行くと、あるにはありました。
 女性用のが。でもこれでは帰宅した時怪しまれるし・・・。思いついたのが、妻をこの際二重に「だまして」しまおうという作戦です。
 「ホラ、おみやげ」。そう言って渡すと、妻は素直に喜びました。でその数日後、「オイちょっと、アレ貸してくれないかな」・・・。
 と、ここまでは作戦通りでしたが、敵もさるもの。即座にお見通しで、「どこ行くの」と来ました。「危ないところ?」
 いろいろ芝居を打って出た割に、現地から届いた写真の私は普段通り寛いでいたらしく、帰国後小泉総理に「緊張感が感じられなかったゾ(笑)」と言われるオマケがつきました。

 メルマガの話の方がオチが面白いので、こっちを採用。^^;


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