と言っても日本の会社のことなので、左遷止まりではある。 組織替えであるグループに配属された。 仕事の前調査でそのグループの成果物と称するものの中身を調べたところ空っぽ。 まずいと思い、「中身がない。いままでの報告も嘘だ」と報告を出し、 対策をとらないのを見かねてあちこち報告して歩き回った結果、 責任者はそのままで私が飛ばされることに。
さて、どうなることやら。
「スターリングがFT?」と思うよな、普通。 1977年に出版されたブルース・スターリングの処女作。 今まで読んできたスターリングの作品と比べると確かに完成度は低く、 FT扱いもむべなるかな、と思う。 主人公は40代という設定なのだが、20歳程度のあんちゃんにしか見えないし、 ストーリーも最後の部分の唐突ぶりはどう考えても減点材料。
分類上は異世界冒険ファンタジー(SF)になるのだろう。 巨大なクレーターの底辺部にのみ大気がある星。 そのクレーターの底には微細な塵が海となって広がり、様々な生物が住んでいる。 この異境の生態や人々の暮らしを楽しむ小説。 ネモ船長とモビル・ディックを足して2で割ったような捕鯨船の船長も 面白いが、ありがちと言えばありがち。 美人の有翼人とか出てくるし、ライトノベルト思えばいいのかも。 秘境冒険RPGのネタにはぴったり。
2001年7月5日。この日に生まれた新生児の数はおよそ36万人。 その中から9カ国12人を追ったドキュメンタリー。 9カ国は、 ブラジル、中国、エジプト、エチオピア、ドイツ、インド、メキシコ、英国、米国。
どこでも変わらないのは、出産への不安・苦労。 そして出産後の新生児を見る笑顔。 安堵と喜びと誇らしさとが混ざった、まさに最高の笑顔
一方、場所により大きく異なるのが、出産時のトラブルへの対応力。
先進国(英米独)では、相当厄介な状況でも素早く適切な対処がなされる。
しかし、途上国はそうはいかない。
エチオピアでは、出産後の母胎からの出血が止まらず緊急事態に陥るが、
輸血用の血液すら不足しており、医者が必死に対応する。
中国では、未熟児をICUに入れる必要が出たときにまず医者が口にしたのは
「お金はありますか?」という言葉。
父親が自宅に飛び帰り現金(5000元)と支払い証明書を持ってきて、
ようやくICUに運ばれていく。
先進国と途上国を区別するのは、ここなのかもしれない。
出産後の祝い方もそれぞれだが、 今度は逆に先進国(英独)が屁理屈をこねている一方、 途上国の人達の方は素直に祝っているので、見ている方も素直に喜べる。 (ここで、政府の一人っ子政策に賛成しますと一生懸命主張する北京の両親が ちょっと気の毒。昔TVで見た、チャウシェスクの産めよ増やせよ政策を支持する 発言をさせられていたチェコ人を思いだした。)
2001年ということは、 バクダッドやカブール、平壌は、さらに悲惨な状態だったのだろう。
ニュースはこちら。
研究に支障が出るとほざいた教授の名前はぜひ公表して欲しい。
そういう主張をすること自体は構わないはずだが、
発言には責任を持って欲しい。
一方、もし現実的な対処のことを言っているのだとしたら、
「きちんと分煙する」と思考にすらならないとは、情けないな。>和歌山大学
そういえば、先日暴力教授が懲戒処分を受けたのも和歌山大だったな。 (発表はこちら)
野田節炸裂のスペオペ紹介本。 「ここが面白れぇんだよ」という声が聞こえてきそうな一冊。
さすがにいま読むにはきつい本が多いと思うので、 ブックガイドとは思わないこと。 その面白さのエッセンスと笑える設定や展開をこの本で楽しむのが良いと思う。 スペオペのネタ探し(&ネタ確認)にも使えると思う。
信仰と家族愛を中心に据えたホラー。 と言うと、いつものシャマランかい、と思うかもしれないがその通り。 緻密な脚本も、優れた演出もいつも通り。 但し、シックス・センスやアンブレイカブルと違って SFを期待すると肩すかしを食らうので注意。 ホラー映画の優れた演出を楽しみつつ、 あわせて、何がどうサインなのか、という脚本を楽しむのが吉。
バックストーリーにエイリアンによる地球侵略があるのだが、 「その日」の世界の反応ってこの映画で描かれているようなものなのだろうか。 つまり、この世界の反応は西洋人にとっては自然な反応なんだろうか、 というところが気になる。
ああ、そうだ。 あと、舞台となる家の周りがトウモロコシ畑になっている。 スタートレック:エンタープライズの第1話で スリバンに追われたクリンゴンが現れたのもトウモロコシ畑。 アメリカでは宇宙人はトウモロコシ畑に降りるものなのだろうか?
1993年10月3日に行われたモガデシオ急襲作戦。 第2次国連ソマリア活動中に国連は自発武装解除を進めようとしたが、 ソマリアの実効支配を狙うアイディード将軍派はこれに反発、戦闘を激化させた。 米軍はアイディード将軍の捕縛を狙った一連の作戦を実施。 本作戦もその一環で、側近2人の捕縛を狙ったもの。
よく知られているように、 この作戦はブラックホークヘリコプターが撃墜されたことで混乱に陥り、 援護・救援部隊が準備されていなかったこともあって 大規模長時間の戦闘に拡大し、米軍は大きな損害を受けることになった。
という知識は前から持っていたのだが、 映画自体はそういうことは脇に置いた「戦場映画」になっていた。 リドリー・スコット監督の 「これは観客に問いかける作品であって、答えを提供する作品ではない」 という言葉は有名だが、 「映画を見て欲しいが、この映画だけ見てどうこう言うな」 という意味なのだろう。
戦場シーンは参考として見ることを考えると、非常に良い出来。 ヘリが墜落してからの作戦全体像が多少分かり難いかもしれないが、 それは興味を持ったら後から調べれば良い。 あと、アイディード側の部隊が滅茶苦茶な行動を繰り返す点については、 練度が低く、ある意味ラリった状態だったのが理由とされている。 きちんとした指揮無しで数を頼りの攻撃をすればああなる。 (もちろん、そういう体制を作った者がいるわけだが。)
初代98の発売は82年、
事実上の標準機VMの発売が85年。
(年表はこことか)
再収録されているパロディ版あ・すきーは82年版。
PC98を、
と言うよりは98を鏡にしてその当時の日本のPC事情を振り返る一冊。
直接98には繋がらない
タケルやJET、シルフィードや表参道アドベンチャーが
収録されている理由もそこにある。
TK80については、間接的に98に繋がるからということかな。
もっとも、NEC社内での棲み分けの話とかもあるわけだが、
その辺の事情も語られている。
(98はオフコンの流れ、TK-80は半導体事業部門、とか)
98の情報公開の方針とか、エプソン互換機の見方とか、
自社開発したN88(86)ベーシックの開発秘話とかも楽しい。
あと、他社パソコンとMSXとを語れば概ね状況は押さえられる。 3部作の1冊と思って読むのが良いだろう。
資料的な面白さ (高千穂遙氏がエプソン機を使った理由というのが、面白いというか、切実と言うか。 「はるか」の二点しんにょうがエプソン機でないと出なかったのだそうだ。 JIS83の問題で、資料はこちらをどうぞ。) を別にして、「わあ」と思ったのは、TBNの表紙絵とけそうぶみ。 多分、同じことを感じた人は多いと思う。
けそうぶみ(現在の鷹野陽子氏のページはこちら)は、 82年1月〜85年3月までの連載なので時期的にはぴったり。 けそうぶみの前には「マイコン私情」、後には「PrismRadio」という ほぼ同フォーマットのエッセーがあったが、人気はけそうぶみがダントツ。 著者の資質というのもあるが、それ以上にタイミングなのだろう。 ホビー・コンピューティングから半田の匂いが消えて行く時期、 ソフトが作るものから使うものに変わっていく時期、 この世界で女性が珍しい存在から普通の存在に変わっていく時期、 そういう変化の時期と著者Yo氏の個性とがマッチしたのが大きいのだと思う。
当時のASCIIを学校に持って行き周囲の人間(男女問わず)に読ませたとき (まだ個人ユースのコンピュータは珍しかった。)、 一番受けがよかったのはけそうぶみだったから、 決してコンピュータマニアだけがけそうぶみを面白く感じたのではないはず。
話を98に戻すと、 結局のところ98の優位性というのは日本語(漢字)処理能力だった。 ウィンドウズ時代ではこの優位性が生かせないわけだから、 衰退は避けられなかったことになる。 Unicodeの標準化(1993年)と時期が重なるのは、おそらく偶然ではないだろう。
更新。 内乱状態の星がソロマニ連合に介入を要請したというニュース。
特集は世界自然遺産の149件の写真集。 六角柱が整然と並ぶコーズウェー海岸(p.28)、 ゲームの1シーンとしか思えないカナイマ国立公園(p.49)、なんかがお薦め。
サクラの記事もあるのだが、 「クローン植物、ソメイヨシノ」というのが面白かった。 エドヒガンとオオシマザクラの種間雑種であり、 内外にも数多く栽培されているソメイヨシノだが、 これらは全て接ぎ木などによって増やしたもので、 全てが同一遺伝子を持つクローン植物。 サクラは同一の個体に咲く花同士では受精しないため、ソメイヨシノ同士は受精しない。 従って、ソメイヨシノの種は存在しないのだそうだ。
ネタとしては「ヒトは冬眠できる」が良い。
三菱化学生命科学研究所の近藤宣昭博士の研究の紹介で、
博士は脳内にHP(HibernationProtein)が蓄積されると冬眠可能状態になるという事実を発見している。
ヒトゲノムプロジェクトの研究結果によれば、
ヒトにもHPを作る遺伝子に似た塩基配列があることが分かっている。
しかし、人体内にはHPはない。
よって、HPもしくは同等の作用を起こす物質をヒトに投与することで、
人工冬眠が可能になるかもしれないのだ。
あと、私は知らなかったのだが、
冬眠中の動物は、致死量の放射線に耐性を持ち、免疫力が上がるのだそうだ。
病気の治療法が見つかるまで人工冬眠するというSFがあるが、
人工冬眠させる事自体が治療になるかもしれない、というのは面白い。
先月末と今月頭、 川崎市高津区役所は日曜日に区民課の窓口を開ける試行を行った。 発表はこちら。
その結果、3月28日に656件、4月4日に503件の利用があったという。 私も転居手続き、住民票と印鑑証明書の取得を4日に行ったので、 この503件の中に含まれていることになる。 (多分、これで3件と数えるのだろう。) これを受け、川崎市全体が土日夜間の開庁の検討を始めたとのこと。 (日経新聞朝刊35面(首都県経済・神奈川 版)より)
勤め人にとっては実にありがたい話なので、是非実現して欲しい。 これが実行されていれば、半日休暇をとりまくる必要も無かったのだから。
特集は、コニー・ウィリス。 『最後のウィネベーゴ』は、私の好みでは全然ないし、 SFっぽさも薄いし(ガジェットの使い方はうまい。 ただ、明日どこかの会社が新製品として発表しても不思議がない程度のもので、 使い方も、小説技法としてはうまいけれど、SFっぽさはない。) なにより、犬好きでもペットを飼っているわけでもない私には 心情的にピンとこない。 むしろ、動物愛護協会だの犬好きだのが持つ責任転嫁主義に嫌悪感すら感じた。 ただ小説としての出来は非常によいし、 SFとして書かなければこの切れ味は出なかっただろうとも思う。 ダブルクラウンには納得できる。
他は、ちょっとウィネベーゴに押されてしまって印象が薄いが、 金子氏と鹿野氏のコラムが興味深かった。 精神をコントロールする病原体と鬱病の話なので、 関心のある方はどうぞ。
System/360の御誕生会が7日に ComputerHistoryMuseum で開催された。1964年の4月7日初出荷したことに由来する。
システム360とは、言わずとしれたメインフレームの傑作機。 汎用大型計算機というコンセプトを実現したマシンとされる。 IBMのページは こことか こことか。 同機の開発費は50億ドル。 「50億ドルのギャンブル」などと言われたこともあり、 ここには 現在の貨幣価値だと300億ドルと書かれている。 これだけでもマンハッタンプロジェクト級である。
が、折角なので以下にちょっと無茶な話をする。 この50億ドルは当時のIBMの売り上げの2年分に相当する。 現在のIBMの年間売り上げがおおざっぱに言って1000億ドルだから、 今なら、20兆円かけて開発したシステムということになる。 新丸ビルとか都庁ビルとかが1000億円規模、 青函トンネルや本四連絡橋で2〜3兆円規模だから、 いかに莫大な額かは伺えよう。無茶苦茶である。
御誕生会の告知ページがこちら。 このページの写真が、いわゆる大型コンピュータのイメージに極めて近いことに注意。 そのイメージを広めたのも多分360だろう。
社民党、共産党は、早速テロ支援声明を発表。
こういうバカもいる。
誰かが、その辺を歩いている人を人質にとって
「○○は直ちに活動を停止し解散せよ。さもなくば人質は殺す。
そもそも○○が活動をしたのが原因である。」
と言ったとする。
それで活動を止めるわけにはいかないでしょうに。
総会屋とか暴力団への対処と同じ。
その場しのぎは結局次の被害が大きくなるだけ
(どうしても力が足りないので臥薪嘗胆するということはあるだろうけど。)
あと繰り返しになるが、
イスラムテロリストは911テロで既に多数の日本人を殺している。
「ついに」などではない。
3人のうちの1人はジャーナリスト、1人は人道支援NGOメンバーとのこと。 1人はプロ市民だそうで、 年齢の分情状酌量の余地はあるが、こいつは自業自得だな。 とはいえ、日本人には違いないわけで、無事をお祈りします。 (家族と称する連中の中には、自衛隊撤退とか叫んでるのもいるみたいだけど、 まあ、家族の無事を願って視野が狭くなるのは短期的には仕方がない。 便乗して周りで騒いでいる連中の方が問題。こいつらには同情の余地なし。) あと、ちと酷な言い方になるが、 この3人はテロリストに捕まることで、 対イラク支援を滞らせ、困っている人達への援助を遅らせたことになる。 その責任も(戻ってからでいいけど)考えて欲しいところ。
もっとも、犯人グループに接触さえできれば、 反米プロ市民であることを伝えて、 「アメリカの侵略に反対する仲間であることが分かった」とかなんとか言って解放。 売名に成功したプロ市民は、テレビとかに出まくって反米宣伝し放題、 テロリスト側もうはうは、ってオチが想定可能。 実のところ、 ヤラセ(あるいはヤラセをしようとして手違いが起きた。)をちょっと疑っている。 つまり、フセイン政権崩壊1周年というタイミングに対して あまりにも警戒感無さ過ぎ(あの辺が危険地帯なのは周知。)の行動をしているから。 実際、宣伝という意味では申し分ない結果を得られたわけだし。
しかし、関心があるのは分かるが、 治安悪化だの困難だのと騒ぎすぎじゃないだろうか。 1周年なんだから、 それなりのデモだの活動だのって予想のうちでしょう>メディア
午後に吊り棚の修理人がやってくる。 据え付け工事の時に扉が破損していたのでその交換と据え付け確認。 30分ほどで作業完了。 これで、一通りの工事が終了。再来週の引っ越しの準備をするばかり。
どうも同じようなことを考える人は多いらしい。 (「自作自演説」という言い方が多い。) なんだ、それなら書かなくても良かったか。^^;
およそどんな事件にも陰謀説というのは必ず唱えられるものであって、 そういう意味では自作自演説は陳腐な説ではある。 ただ、今回の場合は「なぜ、あの時期にあそこに?」という大きな疑問があるわけで、 これはヤラセであろうと無かろうと検討しないといけない。
本来第一義的に非難されるべきは犯人なのだが、 プロ市民と犯人の利害とが一致しているということや、 日本にいるプロ市民連中の騒ぎ方などにうさんくささを感じるのも あちこちで自作自演説が唱えられる要因になっているのだろう。
ただ、私は3人の経歴を見てちょっと意見が変わった。 少なくとも郡山さんというフォトジャーナリストの人は ヤラセに荷担するタイプには見えない(御家族の態度も含めて)。 と言うか、リスクばかりが大きく効果が薄いということが分かる人のはず。 となると、やはり突発事故的な事件なのかな。 (あとの2人だけなら、むしろ疑惑は高まると言って良い。 女性と子供(じゃないけど)を使うのは常套手段だから。)
大戦中の大西洋。潜水艦タイガーシャークは漂流中の生存者を救出する。 うち一人は女性。「潜水艦に女は不吉だ」と不安を感じ始めるクルー。 それに合わせるように、奇妙な現象が起こり始める。
「眼下の敵」以来の潜水艦映画の伝統は
「見えない敵」との戦い、音、閉ざされた空間でのストレス。
これらは確かにホラーと相性が良く、この着眼点は正解。
敵の駆逐艦が近づいており、音に神経質になっているその瞬間に音楽が流れたり、
艦の外から何かが叩く音がしたり、と中々良い演出になっている。
が、ホラーとサスペンスが混ざったためかストーリーがどっちつかずになってしまった。
不吉の象徴としてもちこまれた女性キャラクターも、
ありがちなヒロインになってしまっていて設定が生きていない。
着眼点は面白いので、その辺に着目して見ると良い。 別に悪い映画とは言わないが、 それ以上は、あまり多くを期待せずに。
なんでも、解放発表があったそうだが、本当かなあ。 この手の情報ってしょっちゅう変わるし、 そもそも発表をしているのが犯人かどうかも確認できないんだものな。
しかし、あの高遠、今井の両家には誰かアドバイスしてあげられないものか。 (って、周りはプロ市民だらけみたいだから無理か。) 周囲をイエスマンで固めたワンマン社長みたいな状況に陥っているような感じで、 完全に身内のみの勝手な論理で動いている。 長い時間をかけて覚悟を培ってきた拉致被害者家族と比較するのは酷かもしれないが、 あまりにも言動がむちゃくちゃ。
時は1930年頃、場所はイギリス郊外のお屋敷ゴスフォード・パーク。 狩猟会(雉撃ち)に呼ばれた貴族達とお付きの召使い達が織りなす喜劇。 一応、殺人事件が起きたり、複雑な愛憎劇があったりもするのだが、 その辺はおまけみたいなもの。
貴族達や召使い達の愚かしい言動がとにかく愉快。 恐ろしいことに、これが結構リアルな描写らしい。 階級社会のしきたりに無頓着なアメリカ人が登場することで、 さらに話を引っかき回してくれる(分かりやすい説明のためであろうが。)
細かくあげるときりがないが、最初の方だけでも
怪しい友人M曰く
英国を舞台にハイソな人々を遊ぶならばRPGゲーマーとしては必見ですな。とのことで、 確かに、貴族・召使い(メイドとか執事とかも)が登場するゲームを遊ぶなら、 参考資料として必見。 英語がちゃんと分かるなら、言葉遣いとかも参考になるのだろうけど、 さすがにそんなことまで分かりません。^^; あと、登場人物が多くかなり混乱するが、まあ、それは気にしないということで。
読売の記事はこちら。
国立天文台の縣秀彦助教授らが 公立小学校の4,5年生116人を対象に行った調査で、 4割が天動説を信じていることが判明。
酷い話で、きっとガリレオは草葉の陰で泣いているぞ。 中には知らない子供もいるとは思うが、 4割はないだろう、4割は。 最近の子供は「宇宙のひみつ」とか読んでないのか? というか、ドラえもんにだって、太陽系模型の話はあったはずだが、 覚えていないのだろうか?
更新。 モーラ公爵逝去のニュース。
あと10日で引っ越しなのだが、準備が中々進まず。 本当に間に合うんだろうか。 というか、やはり本が多いなあ。
到着。 したはいいものの、しばらくいじっている時間がないなあ。 とりあえず、電源が入ることのみ確認。
仕事は暇だし、帰宅してからは引っ越しの準備と試験勉強ばかり。 こう書くとつまらない1日だな。^^;
人質事件を受けて、 渡航禁止の法律を作ろうという動きがあるらしい。 日本政府には可能な限り国民を守る義務があるから、 気持ちは分からないでもない。 少なくとも、今回の馬鹿坊やみたいなのを抑制する効果はあるだろう。
ただ、加藤健二郎氏の記事とかを読むと、 「危険は承知。それでもやる」 というジャーナリストの気概は分かる。 お上(政府に限らず、権力者全般。マスコミであったり、党本部であったり。)の 指示にはいはいと従うばかりではジャーナリストとは言えないわけで、 禁止しても行く人は行くし、そうするべき場合も多いだろう。
そういう意味で、今回の「要求には応じない。救出の努力はする。」 というのは、妥当だと思う。
今回の人質事件で仲介の労をとってくれた団体の一つ。 原語がどうなっているのか知らないが、英語だと Muslim Clerics Association となる。そうかあ、クレリックかあ。 いや、言われてみればその通りなんだが、 ネーミングがゲームっぽいなあ、と。
政府が裏で協会にどのくらいの便宜を図ることになっているのかは知らないが、 折角できたコネなんだから有効に使って欲しいところ。 実は裏で人質事件の糸を引いていました、なんてオチもなくはないが、 交渉できる相手ならその程度のことは目をつぶればいいだろう。
もっとも、イランとか見ていると、 民主化の最大の妨げになっているのは護憲評議会とか言うイスラム教学者団体なわけで、 将来的には表舞台からのお引き取りを願うことになる。 タイミングは難しいだろうけど。
引っ越しまで一週間ということで片づけを続ける。 明日外出なので、少し進めておかないと。
最初に購入したワープロはJET−88だったから、 ワープロ(文章エディタ)とは20年近い付き合いということになる。 (その前に、ASCII誌に掲載されていたプロトみたいなのに 触ったことはあったけど。)
ワープロの普及初期には「漢字が書けなくなる」という批判があった。 実際、 元々字の汚い私はますますその傾向が強くなっており、 更に漢字の細かい部分は輪をかけていい加減になってきている。 一方で、文章の細かい修正が負担にならなくなり、 一通り書き上がってから、前後を入れ替えたり、 不要な部分を除いたり、不足分を書き足したりできるようにもなった。 これは、おそらくできあがりの文章の質を向上させているだろう。
で、何の話かというと 情報処理技術者試験である。 ここでは、小論文の問題があり、2時間で2500〜3000文字の 文章を作成しなくてはならない。 そして、これが「手書き」なのである。 アンケートの感想よりも長い文章を手書きで書くなんてのは、 高校生の時の読書感想文以来なわけで、これが大変。
加えて、 普段の文章の書き方は上述のようなAgileな手法なのに、 この試験についてはウォーターフォールモデルが要求されているわけで、 手が疲れる、字が汚い、という以前のモデルの差の吸収が大変だった。 (もちろん、字が汚いのも問題ではあるのだが。)
IT技術のありがたさがわかるという意味では良いのだが、 でも、何か間違っている試験のような気もする。 (業務でならなおさら、あんな長い文章を手書きで書かせたりはしないだろう。)
私は字が汚いのだが、これはもう幼少時代からの筋金入り。 妻からもしょっちゅう、字が汚い、書き順が違う、そこは止めるところ、などと お叱りをうける。 それでも先見の明はあったようで、小学生の頃に担任の先生(国語)が 「字が汚いと社会に出てから困るから習字をきちんとやりなさい」 と言ったのに対して、 「そのうちに、全部コンピュータでやるようになるから大丈夫」 と反論していたのだそうだ(母親談)。 もうちょっと生まれが早かったら、ワープロやIMEの開発を仕事にしていただろう。
もっとも、長男の悪筆をまずいと思った母親は、 妹にはきちんと習字(&ペン習字)を習わせていたのだった。母は強しである。
7人の子供が行方不明になる事件が発生。 そんななか、その一人が半狂乱状態で保護される。 警察は子供から証言を得ようとするが、結局6人はみつからないまま迷宮入り。
40年後、スペイン郊外の一軒家にある一家が引っ越してくる。 しかし、それからその家では奇妙な現象が起こり始めるのだった。
スペインの大ヒットホラー映画。 設定は平凡だし、伏線とかも見え見えだが、 終盤に「真の犠牲者」が明らかになっていく下りは面白かった。 演出も上手で、 暗闇の中に一瞬何かがいたり、何かが通ったり、 というシーンがうまく織り込まれている。 ただ、ビデオ鑑賞だと、ふうん、という感じで終わってしまうので、 これは映画館で見ないと駄目なタイプの映画なのかもしれない。
ボーイングが無人機による爆撃実験に成功と発表。 日本語のニュースはこちら。 ボーイングのプレスリリースはこちら。 高度35000フィートから 250ポンド誘導爆弾(Mk81かな?)を投下したそうだ。
X−45の写真はこちらで。 特殊機の常だが、奇妙な形状をしている。
ちなみにニュース記事の方にはお約束のように
無人機の爆撃精度はまだ未知数で、 今後導入の是非をめぐっては反戦・人権団体などから批判も出そうだ。などと書かれているが、 乗員の安全を考えなくても良い分だけ、むしろ攻撃精度はあがるんじゃないだろうか。
粗大ゴミの収集と廃品回収日が重なった日。 今回は引っ越し絡みなので量が大変なことになってしまい、 アパートの3階の部屋と収集物置き場の間を23回往復することになってしまった。 そのために普段より1時間早起きし、7時頃にようやく出し終える。 で、疲れ果てたまま着替えて出社。
というサブジェクトのメールが届く。 宛先間違いかと思ったが、検索をかけてみると何件かみつかった (例えばここで 報告されている)。 癒しと開放を求めているそうだが、 それならメールを出す相手を間違ってます、って。^^;
ふと思ったのだが、この手の産業(広義の性風俗産業)って 従事者数とか規模とかは実態ベースでどのくらいなんだろう。
更新。 ソロマニ党内での「ソロマニ」の定義を巡る議論で、 リベラル派(ソロマニの定義を広くしようとする派)の提案がうまく進んでいない、 という話題。 そりゃまあ、揉めるのも当然ではある。
火星で活動中のマーズローバー。 実は、このローバーのOSは何度かアップデートされている。 記事はこちら。 打ち上げ時にはリリース7、着陸直前にリリース8、 先週リリース9、とのこと。 今回(リリース9)のアップデートモジュールのサイズは8Mバイト、 通信速度は2kbpsということなので、単純計算すると約10時間かかることになるが、 実際には3日掛かりだったそうだ。 (他のデータ転送もあるからだろう。)
同じくらいの距離で言うと、JAXAの 「のぞみ」があるのだが、 通信速度はかなり遅かったような気がする。 確か一桁だったような記憶があるのだが、幾つだったかなあ。
ニュートン編集長竹内均氏死去。83歳。 プレスリリースはこちら。
今の日本で科学雑誌を出すのは決して楽ではなく、 記事の編集だけでなく、スポンサー集めや営業活動の手間も相当だったろう。 たしか大学教授を定年退職したあとで、現職に就いたはずで、 20年以上続けていたことになる。御苦労様でした。
全長345メートル、排水量15万トン、建造費8億ドル。 有名なクイーン・エリザベス2世号の後継として キュナード社が 建造した豪華客船。その建造から命名式までのドキュメント。
豪華客船と言えば、いわゆるクルーズ船が多いが、 QM2は波の荒い大西洋を航路とする定期船(オーシャンライナー)。 そのため、クルーズ船が直方体型なのに対して、QM2はいわゆる船型をしている。 (例えば、ここのボイジャー・オブ・ザ・シー号と比較してみると分かりやすい。) その分コストも高くなるそうだが、格好良いのは確かにQM2だな。 大西洋航路というのは、例えば救命ボートの設置位置にも反映している。 QM2の救命ボートは水面から30メートルのところにある。 実はこれは基本的なルールからすると高すぎる。 しかし、 QE2での経験(ボート設置位置が低すぎたため、波でボートが破損したことがある。) を理由に特別に申請して30メートルが認められたのだそうだ。
着工は2002年1月、2003年9月に最初の試験運転、 2003年12月に引き渡しで、2004年1月に命名式、というスケジュール。 モジュール工法の賜とはいえ早いものだ。 そのモジュールだが、例えば、船首の部分はポーランド製で、製造はグダンスク造船所。 ワレサ委員長の連帯で一般にも有名(造船所としてはもともと有名だけど)なところ。 当時はグダニスクと言っていたような気がする。
命名は女王陛下が行われた。いわゆるシャンペンをぶつけるのは同じなんだねえ。
ちなみに、上述のキュナードのページにはバーチャルQM2というのもある。
今回のドキュメンタリーもそうだが、目の保養と思ってみるのも良いのではないだろうか。
007とかクトゥルフとかのRPGを遊ぶにも豪華客船の知識は必要だし。
ちなみに、日本からだと
こことか
ここから申し込みができる。
お金持ちになるか、新婚旅行とかでないとなかなか申し込めるものではないけど
(一番安いコースでも70万とかからだし)。
船内レストランからしてドレスコードあるんだものな。
引っ越し前の最後の片づけ。 の割にはずいぶん荷物が残っているような気がする。 パソコンをしまい込み、APをしまい込み、TV類をしまい込み。 なんだかんだで深夜近くになる。
9時頃に業者さんが到着。 荷物の搬出中にエアコン工事業者の人が到着。 取り外し作業をするが、中がだいぶ汚れていると指摘される。 言われてみれば、引っ越し以来一度も掃除していないわけで、 良い機会なので清掃してもらう。 ちょっと高めの料金だが、持ち運びの分もあるということで依頼する。
11時頃になり、トラックに乗りきらないことが判明。 2回に分けて運ぶこととし、とりあえず11時半頃に1回目が出発。 途中で昼食をとったので、搬入作業は13時頃に開始。 こちらは1時間もかからずに終了。 引き続き2回目に入り、17時前には全搬入が終了。
広々していたリビングが箱の山に埋もれてしまった。^^;
引っ越しもとの後始末の続きと、隣家への挨拶を済まし、 20時頃に引っ越し先へ移動。 移動するのも面倒だったので、珍しく宅配ピザなるものを頼んでみた。 専門店ほどではないがファミレスやコンビニよりは美味しいピザだと思う。 というか、予想以上の出来で、たまに頼むには充分な質かな、と。
寝床スペースを確保するための片づけを行い、就寝。
午前中は引っ越し元の掃除とかゴミ捨てとか。 (長いことありがとうでした>引っ越し元)
鍵を不動産会社に返却、昼食をとってから新居へ。 かなり疲れがたまっているので、無理をしない程度に片づけを。
とりあえず和室を片づけたいのでTVとかを繋いでみたのだが、
スカパー!が入らないぞ?
いや、正確に言うと、
スーパーチャンネルとか
FOXとかが入らない。
(ディスカバリーチャンネルは入る。)
来週の土曜日にはスタートレックの特番があるので これでは困る、ということで管理人に問い合わせるが、当然管理人さんには分からず、 明日以降工事業者に問い合わせをしてくれることに。
ちなみに、建物の屋上に地上波、BS、CSのアンテナが立っており、 これらが混合されて各部屋のアンテナ端子に配送される。 各部屋は分信してそれぞれのチューナーに繋ぐことになる。 一応、管理規約書には「一部のチャンネルが入らないことがあります」とあるが、 具体的にどういうことかは書かれていない。 設定が間違っていて一部のチャンネルが読み込めないのか、 スーパーチャンネルやFOXを配信しない設定になっているのかが不明なのだ。
というか、一部のドマイナーチャンネルについては、 配送されないのも仕方がないかも、とは思っていたが、 スーパーチャンネルやFOXが切られているのは不自然すぎる。
ケーブルテレビという手もある(東急ケーブル)のだが、 ケーブルテレビは勝手にチャンネルを変えることがあるし、 そもそも私は過去にいい加減な営業に振り回された関係で、 東急ケーブルは信用していないのだ。
まともな返事がなければ、みどりの日(昭和の日)に 自前のアンテナを立てる予定。
そうそう、パソコンは無事復帰。 無線APもいまのところ問題なく使えている。 連休中には新クリエの準備も整えたい。
朝起きると体中が痛む(というか、昨日も、一昨日もそうだったんだが)。 寝ている間に体が固くなってしまったからだろうか、 起きて動いているとだんだん調子が良くなってくる。
ニュースソースはこちら(英語)。
今年は、アメリカで17年に1度大発生するセミが現れる年にあたる。 通常の農作物は大丈夫だが、若木に卵を産むため被害が出ると予想されている。
この手の動物大発生で有名なのはバッタやレミングだが、 蟹とか渡り鳥なんかもあり、非常に絵になるシチュエーションが多い。
ちょっと数字を大げさにしてやれば、容易にシナリオネタになるし。 (「アリの大発生で宇宙港が一時閉鎖される」という トラベラー用アンバーゾーン(ミニシナリオ)もあったりする。)
スカパーのチャンネルが一部欠落しているのは、 ここの「3−1」という タイプを使っているかららしい。 とすると、改善の見込みはなく、やはりアンテナを立てざるをえない。
ただ、ベランダから外に向けてアンテナを出すのはまずいので、 ベランダの内側に固定する必要がある。 ちょっと手元の金具類では無理そうなので、 明日の帰りにでも探してみよう。
そうかあ、確かに純文学系の文学賞の「あがり」って「ノーベル文学賞」だなあ。 とまあ、これくらい文学賞に理解のない私だが、面白く読めた。 文学賞について語ることは受賞作について語ることであり、 受賞作について語ることは選考基準について語ることであり、 選考基準について語ることは文学の評価について語ることであるから、 結局文学論になるわけですな。
とは言え、芥川賞やら直木賞やらはほとんど読んでいないので、 「ふーん」という程度。 一方、エンタメ系については、ある程度読んでいるわけで、 やはり面白いのはこちら。 自分の記憶にある賞があったら、その部分だけでも読んでみるとよいと思う。 で、その前後も読むと、多分自分が目を向けるべき賞が見えてくるんじゃないかと。
私は、ファンタジーノベル大賞とメフィスト賞をもうちょっとまじめに 追うべきだったな、と反省。
更新。 ソロマニ党書記長マーク・チッサノ氏の母星で政変とのニュース。
1982〜6年に各誌(SF誌とか、ログインとか)に掲載された短編を集めたもの。 雪風の単行本が出たのが84年だと言えば、いつ頃かわかるだろうか。 傑作選と書いてはあるが、未収録短編集というのが正確。 多少荒削りな感じもあるし、出来も様々だが、確かに神林っぽい。 個々の作品の紹介はこちらを御参照。
後に長編に取り入れられたネタあり、 どうしようもないダジャレネタあり。 機械の話あり、機械と人間との交流の話あり。 一作選ぶとすれば、やはり「麦撃」かな。 神林っぽさで言えば「射性」の方がらしいかも。
しかし、第2刷なんだな。思ったより売れているらしい。
請求が来ていたので振り込みに行く。 2往復させたんでちょっとまずかったかとも思ったが、92,500円ですんだ。 まあ、距離が近いというのは事実だが。
スカパー用のアンテナをベランダの手すりの内側につけるための ポールを入手するため、帰宅前に秋葉原へ寄る。
無事に設置用のポールを入手。 お値段3938円なり。
無事に設置。 衛星方向にビルがあるため、受信レベルが18までしか上がらないあ。 普段は良いが悪天候時にちと不安が残る。 しばらく使ってみて、悪天候時に普通の受信が出来ないようなら、 大きめのアンテナの入手も検討するということで。
まず、この本は極端に読みにくい。 「外国語混じりの4重表記」が特徴であると豪語しているシリーズの一冊なのだが、 あきらかにやりすぎ。 インターネット時代の昨今、固有名詞や技術用語に原語を付記するのはよい。 ただ、普通に辞書を引けば出てくるような単語にまで原語をつけるのは無駄。 というか、悪趣味かつ不便。 例えば、第1章の一部(p.16より)を引用してみる。
衛星sateliteを軌道(オービット)に乗せることに失敗failureし、高校生の英語教材でもあるまいに、 「衛星」や「失敗」に英単語を付ける意味はゼロだろう。 一方、軌道には対応する英単語を付ける価値があるかもしれない (単に和英辞典を引くと、trajectoryとか別の単語もあるから)。 しかし、こちらには付いていない。 色々編集方針に問題がありそうだ。
内容はかなり無茶。 「日本の宇宙開発には設計思想の問題がある」というのはいい。 というか、プロジェクトはすべからく基本設計が重要なのは当然。 トラブルへの対処にもたつくのは、基本設計がしっかりしていないからだろう。 ただ、その実例や説明がほとんど意味不明。 とても、理系の人が書いた文書とは思えず、 ノリはいわゆる「恐怖本」そのもの。 とても人に薦められる本ではない。
一方、宇宙開発本を何冊も読んでいる人には、あえて「読め」と言っておきたい。 別に全部読む必要はなく、日本関連の1章と6章の部分だけでよい。 実は、本書の記述は私が従来聞いた話とは異なる部分が多い。 但し、これは別途検証する必要があり、現時点で正しいか間違いかは断言できない。 (その後の論理展開は、明らかに滅茶苦茶であり、 それゆえ本書の信頼性には確かに疑問があるが。) その上で、実際に問題なのは何かを考える糧として使える。
もう一点。世間的には松浦氏の著作よりもこちらの方が売れるだろう。 だから、一応チェックしておく必要がある。 「トンデモ本」として笑い飛ばすのも悪くはないが、 今後の戦略を考えるという点からは、この本は無視できない。 まともなダイオキシン研究報告よりも、 テレビ朝日の虚報の方が影響が大きかったことを忘れてはいけない。
同じ対象を扱っているが、 こちらは松浦晋也氏の本。 当然「宇宙村」での受けは圧倒的によい、 というか、根本的なレベルでこちらの方がまともな本だから当然なのだが。
H-2A、みどり、ひまわり、に起こったトラブルの実態をまず説明している。 興味を持って情報を追っている人は概ね知っている事柄だが、 丁寧に書かれていて分かりやすい。 次に、日本の宇宙開発が抱える組織構造上の問題を指摘している。 人事の面、お金の面、権限の面、などなど。 もっとも、この辺が宇宙に限ったことではないのは 経済ニュースを見ればすぐにでもわかることだろう。
と、そこまでは良いのだが、終盤の記述内容には疑問を感じる。
例えば、歴代の日本の科技庁(文科省)長官、総理大臣のほとんどが文系だが、
中国の指導部は全員理系だ、
日本の指導には理工系の教養がない、という指摘がある(pp.176-179)。
しかし、「これは両方異常だ」というのが普通の見方だろう。
(北京政府の方は、調べてみないと正確には分からないが、
文革で文系学歴を持つ人達がごっそりやられている影響が大きいだけでは?)
また、
「第二JAXAを設立し、JAXAの競争相手とする」というアイディア(pp.276-283)
を出しているが、これも無茶。
いや、実現性がないとかそういう批判ではない。
こういう設定で組織を作ったら、JAXAの人間がやる気を失うのは明らかで、
それじゃ競争という目的が成り立たないだろう、ということ。
松浦氏(と宇宙作家クラブ関係者)は自分たちが
エリート側に入ると思いこんでいるからこういう発想になるのだろう。
内輪向けの、アジ半分の文章ならこれでもいいが、
日経BPから一般向けに出す本の内容としては、あまり適切とは思えない。
もっとも、解決策まで松浦氏に求めるのは筋違い。 技術的な内容の確認と問題提起の部分は良い出来なので、 一読をお薦めする。
特集は第2次ハリコフ戦。 ハリコフと言っても、マンシュタインの有名なアレ(あれは第3次)ではなく、 42年春に行われた戦いの方。 というか、付録ゲームの "Turning the Tables" 合わせなんですが。
その"Turning the Tables"は、ざっと見た限りではかなりテクニカルなゲームという印象。遊ぶ時間を取るのはちょっと難しいかな。
ナチスとオカルトとの関わり合いを紹介した番組。
もちろん、ナチス高官全部がオカルトに走ったわけではない。 一番熱心だったのはヒムラーだったようだ。 根本的には、アーリア優越主義の裏付けとなるようなネタを神話や宗教に求めた、 というのがある。 一例としては、 「アトランティスの生き残りがインドやチベットに逃れ、その子孫がアーリア人である」 という説をもとに、それを実証するため実際にチベットに調査隊を送ったりした。 この映像が残っており、興味深い。
聖杯の探索も行わせており、 ラーンという学者はヒムラーの命令により「聖杯」を探した。 しかし、1939年にラーンは親衛隊を除隊、2ヶ月後に死体で見つかった。死因は不明。
近代ドイツにおいて、オカルトと人種主義とを結合させたのはナチスが最初ではない。 第1次大戦後にトゥーレ協会という結社がほぼ同様の主張をしていた。 ちなみに同協会のマークは短剣にカギ十字(少し丸い)、 ということで繋がりは強いわけではある。
ナチ体制の確立後、ウィリグートというオカルト研究家は親衛隊高官に取り立てられ、 古い伝統行事のうちナチの教義に沿うものを復活させるのに手を貸したそうだ。 ただこれは、オカルトではなく復古主義のように見えた。 番組中でも、 「ナチはキリスト教の代わりに古い教義を復活させた。 自分たちの都合のよいように変更して。」 という言い方をしていたし。
あとは、しょうもない話で、
ダウジングで連合軍艦隊を探してみたり、
ヘスの英国秘密訪問が占星術師のお告げに従ったものだと言われていたり、とか。
一方、まともなプロパガンダ戦としてのオカルト利用も実在しており、
ゲッペルスは「有名な予言者は全部使うつもりである。英米には有効だ」と語っている
(ノストラダムスも使っていた)。
これに対抗して、
英国もノストラダムスを使って宣伝キャンペーンを張ったり、
ド・ヴォールという占星術師を使った宣伝とかをしていた。
とまあ、ナチス&オカルトとはかようにネタの宝庫ではある。 あと、本質的には全く関係ない話なのだが、 番組中のアーリア人(「エーリアン」と発音)が「エイリアン」に聞こえてしょうがなかった。^^;