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6月1日 (日) 夕食:ベーコンピザ

[rpg]トラベラー

 月例のトラベラーキャンペーンの日。 紳士な友人Aと編集な友人O(はどうしているのだろう?)がお休みで、 プレイヤーは怪しい友人M、姐さんな友人A、妻の人、の3人。

 遂に始まってしまった第五次辺境戦争だが、 そんなにものすごいスピードで戦況が推移するわけではないが、 トラベラー世界では移動速度が通信速度の上限になるという設定があるため、 戦況がどうなっているのか、なかなかはっきりしない。

 そんなところで、海軍情報部(と名乗る人物)が、 前線の調査をしたいのだと言って一行の船をチャーターする。 さて、いよいよ最前線のイフェイトに向けてジャンプ、 というところまで話が進んだ。

 あとは、ノリス公が新型肺炎(^^;)で病気療養に入ったとかの 真偽不明のニュースが伝わってきたりもする。

[rpg]D&D

 夕食の時に、新雑誌(ロールアンドロール)やら、新作ゲームやらの話もあったのだが、 別に怪しい友人MがマスターをやっているD&Dキャンペーンの話も。

 D&Dというゲームは、レベルが上がると戦闘の様相が変わっていく。 まあ、これはどのゲームでも同じと言えば同じなのだが。

 で、そろそろ変わり目に来ているのだが、どうしたものかという話。 あまりそういう資料とかないんだよな。 ハイランス卿のページには、 確かにそういうことも書いてはあるのだが、 やや極端に過ぎる面もあり、「面白い読み物」に見えてしまうきらいがある。


6月2日 (月) 夕食:唐揚げ

[misc]仕事

 展示会を控えて少々忙しく(というか、せわしく)なっている。 出社、外出打ち合わせ、帰社して準備の続き、という感じ。

 ゲーム屋によって雑誌やらを買おうと思っていたのだが、全然間に合わず。


6月3日 (火) 夕食:棒々鶏

[misc]午前様

 展示会の準備に追われて仕事が長引き、午前様。

[misc]コミケット

 当選。ということで、原稿書きのスケジュールをちゃんと考えなくてはならない。 今回は、シナリオを出すつもりなので、テストプレイやリライトも必要。

 しかし、悪用防止のためとはいえ、どんどん入場証が手の込んだものになってきている。


6月4日 (水) 夕食:鶏と豆腐のスープ

[rpg]TNS

 更新。選挙に問題がある、という訴えが認められた星系のニュース。 困ったことに、又、ヴェガ隣接地域だ。

[news]天然物

 中国調理協会が「野生動物を食材として使わないように」という 通達を中国全土の飲食業者に向けて出した。 SARSの感染源がハクビシンを食べたためではないか、と疑われている件に 対応した通達である。

 これを機会に「天然物信仰」が多少なりとも沈静化するとよいのだがな。 例えば植物について言えば、一般に、農作物よりも野生物の方が毒性が高い。 植物の毒性の一部は害虫や捕食者に対する防護策であることを考えれば当然の話。 農産物というのは、 生き残り能力を下げてでも食品としての商品価値を高めたものなわけだから。

 生で食べられる野生植物なんてほとんどないというのも、 キャンプとかやる人には常識なんだけどね。


6月5日 (木) 夕食:鶏と豆腐のスープ

[news]パーム

 PalmがHandSpring社を買収。 「シンプリー・パーム」を読んで以来、ホーキンスとダビンスキーのファンになった私(^^;)としては、色々と見逃せないニュース。

 パームを出た理由について「シンプリー・パーム」に書かれている内容が正しいなら、 復帰は特に問題にならないだろう。 3年ぐらいすると結果が出てくるのかな、それは楽しみ。

 一方、そのときにソニー(クリエ、PSP)がどういうものを出しているかも楽しみ。 PDA全体が高機能携帯に取り込まれるという説もあるが、 今のインセンティブで高機能携帯電話を安く売るというモデルが いつまで続くかという問題も関わるし、予想は難しい。

 モバイルIP電話は実現すれば私にとっては一番良いのだが、 インフラの整備がどうなるか分からないところが問題か。

[news]万景峰

 心情的には私も入港反対だが、 ここにあるような

「安全検査をやれば、必ず不備が見つかるはずだ。旅客船としての水準を満たすには数億円以上かかり、北朝鮮はその費用負担に耐えられないだろう」と述べ、今回の検査をテコに入港ができなくなる状況に追い込めるとの見通しを示し、
というのは、見方を変えればまともな法整備が出来ていないことの証拠なのだろう。 とすれば、今回拒否できないのは仕方がない。 嫌だから禁止というのはいくらなんでもまずいだろう。

 拉致被害者の人からは「悠長すぎる」と怒られるかもしれないが、 仮にも法治国家である以上は、 現行法制で出来ること(警察の普通の捜査)をきちんとやり、 それで足りない部分はきちんと法整備をするべきだと思う。

 地下鉄サリン事件直後のオウム対応(こじつけに近いような微罪による逮捕)も 緊急事態ならありかもしれないが、 万景峰については半年以上時間があったのだから緊急事態という言い訳はできない。 抵抗勢力がなんだかんだと理屈を付けて妨害を続けるので結局物事が進まない、 というのは、別に経済の分野に限ったことではない、ということか。


6月6日 (金) 夕食:鶏と豆腐のスープ

[news]我が国の科学雑誌に関する調査

 文部科学省のレポートがここに発表されている。

 中身は、まあそんなもんか、という印象を持った。 科学雑誌ブームの頃は、ビジュアル的にも充分インパクトがあり、 そっち方面の人も結構買っていたから、 単純に科学方面への感心で買っていた人ばかりではなかったと思う。 日経サイエンスの2万5千部は、予想よりは少ないかな。

 で、最近に関して言えば、私が購読しているのはニュートンだが、 特集についてはマンネリ化を感じるのも事実。 綺麗な写真も多いのも買っている理由の一つだし、 トータルとして悪くはないと思っている。

 ネット経由で情報を得ているからいいのだ、という見方もあるだろうが、 こういうものは身近にあるというところにも意味があるので、 もうちょっと売れて欲しいとは思う。

[tv]キッチンの化学 KitchenChemistry(ディスカバリーチャンネル)

 食材にはそれぞれ色々な調理法があるが、それがなぜかを解説する番組。 母や妹や妻の人の料理の手伝いをしていて、なにかと 「これはなんでこうするの?」と聞く私のような人間にはうってつけの番組。^^; ガイドはイギリスのシェフ、ヘストン・ブルメンタール氏。

 3種続く番組の1週目は、「果物と野菜」、「肉」。

 野菜が傷むというのは、細胞が壊れて細胞液が漏れだしてしまうということ。 普段は細胞壁が細胞を守っているが収穫されたあとは徐々に細胞壁が壊れてしまい、 それがいずれ細胞の崩壊につながる。 低温で保存することで崩壊を遅らせることができる、ということで冷暗所で保存するということになる。
 ほとんどの野菜は加熱調理しないと食べにくいが、 ここで大事なのは、おいしさの成分が水溶性のものと油溶性のものとがあること。 これが水で加熱(茹でるとか)するか、油で加熱するかの調理法の違いになる。

 肉料理で表面を焼いてうまみを閉じこめる、というのがあるが、 あれは不正確な言い方。 実際には、肉の調理温度は肉質によって変わるが70〜80度くらいがよい。 しかし、肉の香りを出すには100度以上で調理する必要がある。 表面だけまず焼くのは、調理温度の調整と香り付けが主な理由で、 別に閉じこめるのが主目的なのではない。

 と言った説明を実験を交えてしてくれて、実に楽しい。 ちなみに、来週が、アイスクリームとゼリー。 再来週がチョコレートと塩。


6月7日 (土) 夕食:ハンバーグ

[tv]新型肺炎SARSの解明 The Science of SARS(ディスカバリーチャンネル)

 番組製作は4月末か5月上旬くらいだろうか。 その時までのSARS情報をまとめたものになっている。

 普通、感染症は、症状が出る直前が最も感染力が強いが、 SARSは症状が出た後で強い感染力を持つ。 そのため病院での感染が広がった。

 当初、原因がコロナウイルスだと思っていた研究者は少なかった、 というのも初めて聞いた。

 動物感染が原因というのは、この番組の時点では有力な仮説という扱いだったが、 これは時期の問題があるからしょうがない。 中国はなんどかこの原因で感染症を広めたことがあり、 その理由は、様々な動物を食べる習慣があることと、 人口密度が高いこととにある。

 SARSウィルスはRNAウィルス。 つまり、DNAではなくRNAで増殖するウィルスである。 したがって、変異がより起こりやすい。
 流行当初と現在とでは死亡率が倍近く異なっているが、 それは、感染が始まってからウィルスが変異し致死性を増した可能性もある。 そして、風邪の治療法が確立していないのと同じ理由で SARS治療薬の開発も困難が予想されると言う。
 このあたりが、専門家がSARSを重大視している理由になるようだ。

 また、今回の流行は非常に早く広まったことも危機感を煽った要因となった。 ただし、SARSの拡大は大規模かつ素早い人の移動が可能な地域に限られていた。 これらの地域は比較的保健体制が整っていることが多く、 これが不幸中の幸いだった。
 もし、比較的貧しい地域にSARSが広まった場合、 患者の数はとんでもないものになりかねない。 1918年のインフルエンザの死者が5000万人だったが、 これを上回る可能性すらある。 だから、WHOは封じ込めにやっきなわけだ。

 すぐに治療法が見つかる見込みが少ないこと、 感染力が強く変異が早いこと、 もし保健衛生管理能力の低い地域に広まったら大変なことになること、 というのが懸念されている理由なのだな。

[news]バス停留所全面禁煙

 川崎市が市営民営の全てのバス停留所を禁煙にすることになった。 該当箇所は約1000カ所で、溝の口バスターミナルももちろん含まれる。

 バス待ちの時に有毒ガスを吹きかけられることがなくなるはず、ではあるが、 問題は守られるかどうかだろうな。 とは言え前進には違いない。 早く罰則規定付きの指定場所以外禁煙条例を制定しておくれ>川崎市


6月8日 (日) 夕食:唐揚げ定食

[RPG]Pendragon

 RPGオフの日。 本日のお題は、姐さんな友人Aがマスターの"Pendragon"。

 若者W氏が、新しく来てくれてのプレイ。 分かり易いシナリオだったが、 PCの独走を適当なところで切り上げるのにやや苦労する。

 ペンドラゴンのページも、いい加減バージョンアップしないとなあ。


6月9日 (月) 夕食:ハンバーグ、マッシュポテト

[misc]小松左京

 日経新聞夕刊の「人間発見」のインタビューに小松左京先生登場。 阪神震災のときにかなり心的に落ち込んだ。 田中耕一氏が小学4年生の頃に「空中都市008」を読んでいたのを聞いて、 とても嬉しかった。 などを語っている。

 一週間続くはずなので、今週いっぱい楽しめそう。

[magazine]SFマガジン 7月号

 「ぼくたちのリアルフィクション」というタイトルで20台作家の特集。 短編が4本と評論2本。

 個人的には、三村美衣氏、鈴木謙介氏の評論が面白かった。 三村氏のゲームの影響を説明した部分、 鈴木氏のバーチャルとフィクションの違いを感覚操作と体験操作の違いで説明した部分なんかが特に。 (物語がどうこうというところまでは、同意しきれないが。)

 「マルドゥック・スクランブル”104”」(冲方丁)はサイバーパンク風アクションSF。ゲーム感覚が楽しい。
 「デイドリーム、鳥のように」(元長柾木)はちょっと展開に堅苦しさを感じたが、言われてみれば美少女ゲーム系シナリオっぽい。
 「ぼくが紳士と呼ばれるわけ」(吉川良太郎)はフランスが舞台のスチームパンク風アクション。ありがちと言えば言えるが。
 どれもそこそこ面白く、特に不満は無いけど、そんなもんかという感想。 このタッチで長編を書いてくれれば印象は変わるかもしれないが、 掲載の短編を読む限りでは、もっと読みたいとは思わなかった。

 「地には豊穣」(長谷敏司)は「戦略拠点32098 楽園」の著者らしい良品。 本特集の中では一番SFっぽいと思うが、 ただ、このテーマだとイーガンと比較してしまうからなあ。

 コラムは、鹿野氏がイラク戦争の報道に関連して、 物理的時間経過と心理的時間経過とが乖離していた人が多い理由を 情報の多さから検討していて面白かった。 子供の頃と大人の頃では一年の長さが違うように感じるのは、というよくある話なのだが、 それが適用できるよ、というのは興味深い。


6月10日 (火) 夕食:鶏南蛮蕎麦

[rpg]TNS

 第5次辺境戦争後に帝国の保護下に入っていた惑星ブロンズが 来年一般向けに解放されることになった、との発表。 もともとソードワールズ連合支配下にあったので、 あまりややこしいことはないはずなのだが、 なんか裏のありそうな発表である。

[tv]ディープスペースナイン

 スタートレックの第3シリーズ。 辺境の宇宙基地ディープスペースナイン(DS9)を舞台にした物語。 本国での放映は1993〜1999年。

 今日、第50話「仮面の幻影」を見たことで、全話を見たことになった。 というのも、以前見ていたとき、このエピソードだけ録画ミスで見逃していたのだ。 これで、DS9とヴォイジャーを全話見たことになる。

 ちなみに、TNGもポツリポツリを見落としているエピソードがあり、 来週からの放映で順次見ていくつもり。 順番に見ていくとすれば、 第75話「戦士の休息」を見たところで全話見たことになる。 秋頃かなあ。

 しかし、ベルト放映(月〜金まで毎日1話ずつ放映)を見ていくのは大変だ。 毎日のようにテレビドラマを見ている人が結構いるが、あれも大変だろうな。


6月11日 (水) 夕食:おにぎり

[misc]25年

 インテルが9日、CPU 8086の誕生から25周年を迎えたと発表。 1978年6月8日が誕生日ということらしい。 ちなみに、トランジスタ数は2万9千、クロック5MHz。 現在は、どちらも数百倍に上がっている。 なお、チップの画像は こちら。

 68000やZ8000も同じ年だったはずで、 16ビットCPU誕生の年だったということになるだろう。 日本では77年にLKIT-16というマイコンキットが出ているが、これはちょっと別口か。 (なお、TK-80が76年、MZ-80が78年、PC-8001が79年)。

 昔電子工作で使っていたのは、 タイマーICの555(8ピン)とか 7400(16ピン)とかだったので、 初めてCPUを見たときには、その「ゲジゲジ」ぶりにびっくりしたことを憶えている。

 同じ年の秋のデータショウでは、 世界初の日本語ワードプロセッサ「JW−10」が発表されている。 10Mのハードディスクと24ドットプリンタを搭載し、お値段630万円。 今は昔、と言ったところだ。

[tv]キッチンの化学 KitchenChemistry(ディスカバリーチャンネル)

 今回は、アイスクリームとゼリー。

 アイスクリームの作り方のポイントは3つ。

  1. 牛乳の糖分:固まると舌触りが悪くなる。
  2. 卵の泡立て:泡立てすぎると塊だらけになる。
  3. 氷の結晶:歯間より大きいとジャリジャリする。
で、具体的にはというと、よく聞く注意点になるわけだが。

 凄いのが、ギネス記録の20秒でアイスを作る話。 牛乳に砂糖を入れ、そこに「液体窒素」を叩き込み、ひたすら混ぜる、という手順。 無茶なようだが、この作り方は 「風味付けに混ぜたものの香りが全く損なわれずに残る」 「低温で急速に冷やすので、氷晶が小さく舌触りがよい」 という長所もあるのだそうだ。
 高校の文化祭あたりにちょうど良い出し物になるかも。

 後半はゼリー。 ゼリーとはようするにゲルのこと。 ゼラチンを使わなくてもゲル状にできれば、それはゼリーになる。

 パイナップルのゼリーが作れないのは、 ゼラチンのゲル化蛋白を分解する酵素があるから。 だから、この酵素を抑えればゼリーが作れる。 シェフが取り出したのは唐辛子。 これを混ぜると確かにパイナップルのゼリーが出来た。

 同じく、ゲルが関連するものとして、フライドポテトとマッシュポテト。 澱粉が糊化するとまずくなるので、それを防ぐのがポイント。 ゲルと言っても、ゼリーとは含む水分量が異なっているのだが、 余分な水分を除くことと、ゲル状の澱粉を壊さないこと、が重要となる。 という知識の上で、注意点は例によって普通の料理の時の注意点と同じ。


6月12日 (木) 夕食:和風出汁カレー

[news]片山知事

 東芝にとってはとんだ災難で、お気の毒と言うかなんと言うか。

 鳥取の片山知事が 地方分権改革推進会議の決定が気に入らないという理由で、 議長の西室泰三氏の出身母体の東芝に嫌がらせをすることを公然と口にしている。

 通信関連の審議会での孫社長の発言をもって 「だからヤフーは……」と言うのとはわけが違う。 西室氏は別に東芝を代表する立場で参加しているわけではないのだから。

 「西室氏を会長にいただいている企業の体質は推して知るべしだ」 と片山氏はうそぶいているそうだが、 自分の意に添わない論者に対して、議論をするのではなく、 「気にくわないことを言う民間人には嫌がらせをしてやれ」というのは 典型的なクズ官僚の発想。 まあ、片山氏は自治省出身の元中央官僚。お里が知れたというところだろう。 改革派が聞いてあきれる。

 と、マイナスにばかり考えていてはいけない。 実は、次のような作戦ではないだろうか。

 なるほど、こういう作戦のためにわざと悪役を演じていたのか! そういうことなら、もう喜んで支持しますよ。>片山知事

[misc]16万年

 東大総合研究博物館の諏訪元助教授らのチームが、 エチオピアで16万年前のホモサピエンスの先祖の化石を確認。 チームでは「ホモサピエンス・イダルツ(年長者)」と命名した。

 7体分の骨片の分析結果から分かったもので、アフリカ起源説の裏付けとなる証拠。 いわゆるミトコンドリアイブがDNA分析による証拠だとすれば、 今回のものは化石による証拠となる。

 さすがに化石からDNAは取れないだろうから、直接繋げるのは無理なのだろう。 あとは、どんな証拠があり得るのかな?


6月13日 (金) 夕食:宴会

[book]アイデアのつくり方(J.W.ヤング、TBSブリタニカ)

 発想法のテキストとしては古典的一冊らしい。 原著の初版は1940年。なんと、半世紀以上前の代物である。 当然、何か目新しいことが書いているわけではないし、 テクノロジー的にも古いことこの上ない。

 この本を読んでも、おそらく誰でも知っているはずのことを再確認できるだけである。 実際、こんな記述がある。

 この公式について私が経験から学んだ二つのことを諸君に打ち明けよう。
 第一は、この公式は、説明すればごく簡単なので、 これを聞いたところで実際に信用する人はまず僅かしかいないということ。 第二は、説明は簡単至極だが実際にこれを実行するとなると 最も困難な種類の知能労働が必要なので、 この公式を手に入れたといっても、 誰もがこれを使いこなすというわけにはいかないということである。(p.19 より)

 こういう本を読むかどうかは、 自分が何か頭の整理をしたいかどうかにかかっている。 薦めはしないが、頭の片隅にでも置いておくとよい、かもしれない。


6月14日 (土) 夕食:坦々麺

[event]ロマノフ王朝展

 東京都美術館で開催中の ロマノフ王朝展の見学に行く。 同行は、さらさらな友人H、眼鏡っ子な友人M、妻の人。

 思ったよりも豪華、というか高価そうな代物が多かったな、というのが第一印象。 イコンってもう少し素朴なものだというイメージがあったのだ。 もちろん、祭司具についても同様。 まあ、祭司具についてはある程度豪華なのも分からなくはないし、 もちろん立派なものばかりが展示されているというのもあるだろう。
 特に真珠の使い方、粒の小さな真珠をびっしりと並べる飾り方が興味深かった。 いままでなんとなく見て外見は知っていたのだが、真珠だったとは、という感じ。

 資料として面白かったのは、大津事件の報告書。 ロシア皇太子ニコライが斬りつけられた有名な事件なのだが、 傷の具合が詳細に記された報告書が展示されていた。 もちろんロシア語は読めないので、翻訳部を読んだのだが、 耳の後ろの部分が長めに切られた様子が延々と描写されていた。
 私が持っていた印象よりは傷は深いような書き方だった。

 そのあと、3ヶ月遅れのホワイトデーで妻の人にランチを御馳走し、 その後、お茶をして夕飯を食べて解散。

[movie]スバイダーズ(2000年)

 政府が極秘に、エイリアンの細胞と蜘蛛の細胞とを融合する実験を行っていた。 しかし、実験中の事故で蜘蛛が逃亡。 巨大化して街を襲う。

 という、それだけの映画。正直言って凡庸以下の作品。
 折角、謎を追う3人組をビリーバー系に設定し、 MJ−12とかアポロ18号の乗組員とかを出すのなら、 そのオタク的知識を生かして何らかの展開をするべきだろうが、 行動が主人公側も悪役側もことごとく脊髄反射なので、盛り上がらないことこの上ない。

 この映画唯一の見せ場は、 体長10メートルの巨大蜘蛛が街中を暴れ回る終盤15分だろう。 かなり安っぽいのは事実なのだが、 これを実現したのは世界初なのだそうだ。


6月15日 (日) 夕食:炊き込み御飯

[magazine]軍事研究7月号

 「アメリカ軍はこうして勝利した」(加藤健二郎)が面白い。 攻撃されたターゲットとされなかったターゲットの区別、 検問所での所持品検査風景(7〜8m離れたところでズボンを降ろさせている。自爆テロ対策である。)、 機関銃手が機関銃の脇に小銃を置いている風景(トラブル時の対応のため)、など 現場から見た報告が豊富に記されている。 年末までの一冊本になるかなあ。

 こちらもイラク関係で、 第1海兵遠征軍のAAV7という水陸両用車がバクダッドまで到達してしまっており、 その稼働率が90%を超えていたとの記述があった。 水陸両用車を何百キロも走らせたというのに、 一体どこをどうするとこういう数字を達成できるのだろうと感心。

 特集はEボムなのだが、野木恵一氏の記事と岩狭源晴氏の記事とで、 細かいところに齟齬がある。 というか事実関係であるはずの内容について記述が一致していない。 どっちが正しいのだろう?

[movie]バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年)

 言わずと知れたタイムトラベルSF映画の代表作。 何度目だか分からないが、何度見ても面白い。

 ストーリー的にはタイムトラベルものを考える人なら必ず思いつくネタ (もちろん、ドラえもんにもある。)なのだが、 それを面白く仕上げるには、それなりの努力が必要なんだろうな。 とにかく、これは面白い。

[movie]ある日どこかで(映画、1980年)

 ということで、タイムトラベルものをもう一本。 といっても、こちらはファンタジー。
 ストーリーはベタベタな恋愛ものなのだが、 その一本をきっちりと通している。
 主人公リチャード・コリアー役は スーパーマンで知られるクリストファー・リーブ、 ヒロインのエリーズ・マッケナ役は 「007:死ぬのは奴らだ」のボンドガールのジェーン・シーモア。 この配役でここまで良質な恋愛ものが出来るのは意外ですらある。 (実は、二人とも演技派なのか?)

 原作・脚本がリチャード・マシスンなのでSFジャンルでもあるのだが、 なにせタイムトラベルの方法が方法 (ひたすらタイムトラベルできると信じればそれがかなう、というもの。)なので、 分類上はファンタジーになるだろう。
 映画的には、一部に熱狂的なファンを持つマイナー映画という扱いなのだが、 原作は1976年の世界幻想文学大賞を受賞しており、 映画の方も1981年度サターン・アワード最優秀ファンタジー映画作品賞を授賞している。

 でも、熱狂的なファンがいるのは分かる。 年齢的に10年くらい上になった 「時をかける少女」とか「さびしんぼう」とかの系譜だと思えば分かるだろうか。 ああいうイメージ。


6月16日 (月) 夕食:焼き春巻き

[book]光世紀世界への招待(石原藤夫、裳華房ポピュラーサイエンス)

 光世紀とは光が1世紀かかって到達できる距離、つまり100光年のこと。 光世紀世界とは、地球を中心とする直径100光年の世界のこと。 光世紀世界への招待とは、光世紀世界にあるさまざまな星々のカタログのことである。

 本書は主として、どのようにして光世紀世界に含まれる星々をピックアップしたか について語られている。 ちなみに、全部で738星。 私は5〜600くらいかと漠然と想像していたのだがそれよりはやや多い。

 但し、本書にも語られているが、 みつかっていない暗い星が多数あると予想されている。 カタログの分布を分析してみると、 肉眼で見えない赤色矮星が大半をしめており、 しかもそれが光世紀世界でも近距離に多く集まっているのである。 太陽の近くに赤色矮星が集まっている、と考えるよりは 赤色矮星は近いものしか見つかっていないと考える方が自然なのである。

 また、本カタログを見る限りでは、 太陽は「かなり明るい星」となる。 これが宇宙全体でどのような位置づけになるのかは、また別の話ではあるのだが、 光世紀世界を舞台にしたSFを考えるのであれば、これは忘れてはならない。

 ちなみに、SF−RGP「トラベラー」だと、 おおざっぱに言って宙域がほぼ光世紀に相当する。 SFゲームにリアルを求めるのも野暮な話ではあるが、 現実との違いを知っておくのも悪くないだろう。

[book]光世紀世界の歩き方(石原藤夫、裳華房ポピュラーサイエンス)

 光世紀世界に含まれている近隣恒星をもう少し詳しく分類したもの。 「招待」の続編に相当する。

 「重力の使命」でおなじみのはくちょう座61番星、 「キャッチワールド」のアルタイル、 スタートレックの対ボーグ戦争のウォルフ359、 などが含まれている世界の それぞれに星についての詳しい紹介である。 命名の由来なども語られており読んでいるだけで楽しい。

 一方、これは見落としていたな、と思ったのが以下の部分。

 星間雲中の星間物質との衝撃は、スピードの損失をまねく危険物である。 星間雲の間の空間にある≪光世紀世界≫内の旅行の場合でさえ、 光速の10%程度の低速飛行でも0.5%ほど減速されるといわれる。 (p.84)
 コンタクトジャパンなどで 宇宙船を考えるときはそれほど気にしていなかったのだが、 ちょっと甘かったかも。

 これに限らず、FCS(FirstContactSimulation)に関心のある人は ざっと目を通しておく必要があると思う。 少なくとも私は、色々な点で認識が甘かったな、と思う部分が多かった。


6月17日 (火) 夕食:四川風豚シャブ

[rpg]TNS

 先々週の続報。 選挙でもめるディムラックで爆弾騒動。

[misc]水素エネルギーによる環境破壊

 水素エネルギーの使用増大に伴い、大気中に漏出する水素が増加する。 水素は軽いので大気中を上昇し、成層圏で酸素と化合し水になる。 その結果成層圏の温度が低下し、オゾンが減少する可能性がある。 というのがサイエンス誌に発表された論文の要旨。

 実際、フロンも高性能で安全なものを求めた結果、 使われるようになったわけで、ありえない話でもない。

 ただ、何をやっても副作用はあり、何をやっても問題は残る。 だから、よりましな解を求めて問題を解き続けるしかない。 それが嫌なら滅びるしかないと思う。


6月18日 (水) 夕食:麻婆豆腐

[misc]仕事

 「明日、久しぶりにデモをやるから確認しておいて」と言われて ごそごそと機材をかき集めて動作確認をしようと思ったら、なぜか音が出ない。

 他は全部異常なしなので、かえって原因が思いつかず、8時半までかかる。 空きっ腹を抱えて10時に帰宅。

[tv]宇宙大作戦

 スーパーチャンネルで2月から放映されていた 宇宙大作戦の 最終回(第79話)が、今日放映された。
 自信を持って「見た」と言えるのは2〜3割だったかなあ。 ともあれ、これでしっかり見たことになる。

 本来5年の予定の企画だったものが、人気が出ずに3年で打ち切られたというのは 有名な話だが、こうしてまとめてみると、確かに第3シーズンの出来が悪い。 パワーが失われたというよりは、やはり構成の失敗と言えるだろうな。 毎度毎度登場する女性ゲストも、どこかとってつけた感がぬぐえないし。

 通しでのベストは、人並みではあるが「危険な過去への旅」、 「タロス星の幻怪人」かな。 シーズンとしては第1シーズンが良かったと思う。 あとは、思っていたよりもクリンゴンの出番が少なかった。 毎日のように見ていてもこれなのだから、 普通に週一で見ていたら、もっとそう思うのではなかろうか。
 さて、明日からTNGだ。


6月19日 (木) 夕食:エビチリ

[tv]キッチンの化学 KitchenChemistry(ディスカバリーチャンネル)

 チョコレートと感覚について。

 チョコレートは温度管理が重要とよく言われるが、 その理由(結晶には6種類あり、加工の際の温度管理で適当な結晶を作る)と 失敗した場合の実例を紹介してくれる。
 ちなみに、温度を上げすぎた失敗では、 乳化剤が完全に壊れ、粒子が固まってしまう。 こうなると再生は不可能なのだそうだ。

 一般に、チョコレートを溶かす際に水を入れるのは厳禁とされている。 それは水分がチョコの安定を崩し、上述と同じように粒子を固めてしまうから。 しかし、つねにかき回し続けることで崩壊を防ぐことができる。 この場合は、クリームのようなチョコになる。

 ちなみに、溶かしたチョコを氷点下ですばやく固化すると非晶質のチョコができる。 柔らかなシートのようなチョコで、へなへなと面白い。

 感覚の回では、面白い実験をやっていた。 「ヘッドホンでリンゴをかむときの音を聞きながら、カスタードクリームを食べる」 というもの。 筋肉の動きが音に引きずられてしまい、 柔らかいものを食べるような口の閉じ方ができなくなってしまう。 音も料理の要素の一つということ。

[misc]確信犯

 文化庁が国語に関する世論調査の結果を発表。

 その中に、慣用句の意味を知らなかったり、間違えていたりする人が多い、 というのがある。 「流れに棹さす」「役不足」は本来と逆の意味に捉えている人が多いのだそうだ。
 「流れに棹さす」は漱石の「情に掉させば流される」の影響だろう。 漱石を良く読んでいるのであれば問題あるまい(違うと思うが。^^;)
 「役不足」は「役者不足」との混同だろう。

 で、「確信犯」も意味が逆だ、と報告では指摘しているのだが、 「悪いと承知で悪事をはたらくこと」というのは、 誤用ではなく語用として認めてよいのではないか、と私は思うのだがな。


6月20日 (金) 夕食:ローストビーフサンド

[misc]ボーナス

 支給額は昨冬より若干増えたものの、 厚生年金保険でごっそり引かれてしまい、 手取りは減少。

 まあ、貰えるだけありがたいということで。

[book]教養が試される341語(谷沢永一、幻冬舎)

 昨日の今日でなんだが、日本語の慣用表現を紹介した本。 ちなみに、「流れに棹さす」は含まれている(p.54)。

 読んだ印象だけで言うと知らない方が多いかな、と思ったので数えてみたら、 さすがにそんなことはなく、4割知ってる、3割あやふや、3割知らない、と言ったところ。 ただ、由来とかまで正しくしっているかと言われると、恐縮せざるを得ないよな。

 それに、すっと使えるかというと話は別。 「やおら(p.198)机に向かい、 注釈本を閲し(p.202)つつ、腰折れ文(p.186)をしたためる」なんて 書けるもんじゃない。^^;


6月21日 (土) 夕食:唐揚げ定食

[rpg]D&D

 怪しい友人MがマスターのD&Dキャンペーンに参加。 前回惨敗した敵を相手の再戦。
 またしても、全滅しかけたがなんとか勝利。 漸くレベル8になる。

 あと1回戦闘しなくちゃならないみたいなんだよな。厳しいのお。


6月22日 (日) 夕食:メカジキのパスタ

[rpg]1001キャラクター

 雷鳴が再発売しているトラベラー のサプリメント。 クラシックトラベラー(CT)のマスターをしているのなら有用だが、 それ以外の人にはほとんど意味のないサプリメント。 (プレイヤーにもほとんど用はない。 典型的なNPCの数値的性能を知る、というのには使えるが。)

 シナリオは秋の予定。 年内に出るといいなあ。

[book]賽の目繁盛記 4巻(Dr.モロー、FOX出版)

 一体最初に出たのはいつだったか、もはや記憶にないRPGネタのマンガ。

 RPGプレイヤー(ここではGMも含む)的に見て、この巻の面白さは、 ウィルというキャラクターが繰り返す「知っているが故の失敗」。 RPGという多人数が不確定な状況で行動を繰り広げる場でのプレイで、 狙ってこれをやったらたいしたものだよな、と思う。

[magazine]ロール&ロール 1号

 新紀元社の新雑誌。ページはこちら

 値段が900円で季刊。ボリューム的にはこんなものか。

 シナリオが2本着いているのは評価したい。 また、清松みゆき氏のソードワールドの記事はよく書けており、本書一番のお薦め。 低レベル(1〜5レベル)でのバランスの良さと、 質の良い記事がそこそこ多い、 というのが、ソードワールドというゲームを入門用お薦めRPGにしているのだろうな。

 あとの記事はちょっと。 そもそも質が低かったり、 月刊ならともかく季刊の雑誌に載せるようものではなかったり、 と、相変わらずな感じ。 値段的に多少無理しているところも感じられるので、 いつまで持つのやら不安だ。

 日本のRPG界に今必要なのは、ソードワールドの安定したサポート環境なのだろう。 他の記事はなくてもいいようなレベルなので、ごっそり削って、 ソードワールドをきちんとやって欲しいと思う。


6月23日 (月) 夕食:麻婆豆腐

[magazine]RPGamer 2号

 スチームパンク特集と言いつつ、 キャッスル・ファルケシュタインの特集を装いつつ、 その実は、桂令夫氏が好き勝手をやっている。^^;

 ただ、桂さんだから最低限のレベルはクリアーしているものの、良いとは言い難い。 ちょっと桂さんに頼りすぎなのではないだろうか。 (ま、本人も好きでやってはいるのだろうが。)

 付録ゲームの「デス・メイズ」は定評のあるダンジョン探索ゲームで、これはOK。 もう一つの「蒸気幻想曲馬団」はゲームとしてのバランスなどは分からないが、 スチームパンク系ゲームのサポートアイテムとしては合格。 2号を見ても、ゲームがメイン、RPGがおまけ、という印象はぬぐえない。 ま、それはそれで構わないが。

 あとは、トラベラーの帝国史の紹介記事が出ているのだが、 ううむ、こういうのって需要あるのかなあ。 (おまえが書け? ごもっとも。)


6月24日 (火) 夕食:豚肉のソテー

[misc]出張

 朝5時前に起床し、のぞみ1号にのって出張。 おまけに会議が終わるのが早いので、直帰にならず一旦会社に戻る。 ふう。

[rpg]TNS

 更新。 エスペランスでのヴェガ人と人類ブロックとの対立が激化しているというニュース。

[magazine]ログイン 8月号

 どうやら、関係者内で 疾走、ヤンキー魂が はやっているらしく、 金沢尚子のマンガにも寺島令子のマンガにもネタとして登場している。

 他に、ゲーム向けPCの記事も載っているのだが、 格安で5〜10万、 25万以上の機種を買っても「最低でも1年以上は現役で使い続けられる」と書かれてしまい、 金銭面ではやはりゲーム機にはとても勝てない。 (ログインはことある毎にPCゲームがナンバー1論をぶつのだが……)

 このハードに定期的に相当の投資が必要というのが、 PCゲームの課題なんだよな、昔から。


6月25日 (水) 夕食:唐揚げ弁当

[misc]視覚障害者とパソコンサポート

 視覚障がい者がどのようにパソコンを使っているか、についての講演を聴いた。 ちなみに、「がい」の部分はわざわざひらがなにしているとのこと。 ちょっと気にしすぎじゃないかね。 検索にも架かりにくくなるし、なにより読みにくい。

 色々と興味深かったのだが、 中でもカメラ付き携帯の使い方が面白かった。 視覚情報が必要なとき、これで写真を撮りそれを送ってアドバイスを貰うのだそうだ。 「テレサポート」と呼ばれるもので、 店頭で商品を確認するのにも使えるし、 喪服に合わせるネクタイが黒であることや、 郵便物の宛名などを確認するのにも使えるのだそうだ。

 カメラ付き携帯を持っています、という発言を聞いた瞬間に使い方は想像できたのだが、 その一言を聞くまでは全然頭に浮かんでいなかった。

 他にも、昔はラブレターが出せなかった(誰かに読んで貰う必要があるから)が、 パソコンの利用によりこれも可能になったとかという話も、なるほどと。

 そうそう、ディスプレイの無いノートパソコンがあれば、 視覚障害者は喜んで買うそうです。>メーカー各位


6月26日 (木) 夕食:鮭&ニラ玉

[misc]ベッカム

 日経春秋からちょっと引用。

彼(ベッカム)の異常人気は「いま」ならではの現象と説く。 スポーツとメディアや娯楽産業が緊密に結びつき、男らしさの概念が変わったこの時期、 最高のクラブに属した僥倖。 そんな彼を人々は貪欲に消費することで セレブリティー(有名人)としての体験を共有する、とも。 (日経春秋2003年6月26日より)

 なんか、 これって、「動物化するポストモダン」とそっくり。 ベッカムという素材ではなく、 ベッカムに付随する要素が重要視されているところなんかとくに。

 だとすれば世界中が総オタク化しているわけで、 本当なら万々歳だが、そううまくはいかないだろうな。 スペック構築的に作られたアイドル的存在が順次作られていき、 セレブ体験の共有というところも もうちょっと簡単に消費できるものにしていけばいいのかな。
 そういえば、 最近はいわゆるプチ・セレブ(セレブもどき)が流行っているそうで、 本当にそういう方向に進んでいるのかも。

[news]セクハラ辞職

 日本共産党の公式声明はこちら。 文書の所々に大時代的な表現が出てくるのは、 まあそういうところもこの党のウリの一つだから仕方がない。

 これを読んで、 「さすが清潔な党だ」と思うか、 「一度のミスで粛正とはさすが独裁政党」と思うか、人それぞれだろう。 が、実はそんなものはどうでもよい。

 私の関心は、 「この大本営発表を額面通りに受け取る人はどのくらいいるのか?」である。 おそらく酒席でセクハラに類する何らかの行為があったのは事実だろうが、 ほとんどの人はそれだけではあるまいと感じるだろう。 (自分の会社で同じようなことがあったら、と考えればすぐに分かる。) なぜ今回ばかりこんな大事にしたのか?あるいはなってしまったのか? 常習犯なら今まで放置したのが問題だし、初犯だとすれば処罰がアンバランス。 とにかく不自然すぎるからだ。

 そこにどの程度の比率の人が疑問を感じるのか、そこが私の一番の関心である。 日本人のメディアリテラシーの度合いの問題に繋がるから。 (だから、実は単なる痴話喧嘩だったとしても別にどうでもよい。 不自然と感じることが大事なので。)


6月27日 (金) 夕食:唐揚げ弁当

[misc]作文の問題

「知識欲は旺盛で、十分に知的であるが、ネットは使っていない」という 50代、60代の読者を想定して、 Googleの現代IT産業における意義について、 400字詰め原稿用紙5枚以内でまとめなさい。

 オリジナルは こちらにあるコラム。

 これ自体も充分に難しい問題だが、 著者は更に 「若者には権力者に分かって貰うように説明する能力が重要」 と続ける。
 そりゃそうなんだが、難しいよなあ。

[mgazine]コマンド 51号

 特集は駆逐艦戦と、えらく地味な話を。 付録ゲームは同テーマの"Destroyer Captain"。 シンプルなルールで、読み合いの楽しさを表現している。 例えば、一番複雑であろう魚雷のルールの一部は、

9.332 まず、目標艦を決め、艦名を記録します。 (中略) また、魚雷発射の瞬間、目標艦との間に他の艦がいてはなりません。
9.335  (中略) 移動フェイズ終了時に、目標艦が、 発射管が移動を開始したヘクスからの側面射界におり、 かつ魚雷の移動力範囲内であれば、命中判定を行います。
側面は常識通り考えて貰えばよい。 原則雷撃が1度しか実行できないことと 移動が「先行側移動力半分、後攻側全移動力、先行側移動力半分」と動くこととを 合わせると、読み合いが結構面白そうでしょ。

 あとは、まあまあ普通かな。

 そうそう、ゲームジャーナルから 「イラク戦争のゲームを緊急出版するよ」というDMが届いていた。 さすがに、今買う気はないので見送るつもり。 まだ資料も禄にない状態だからなあ。


6月28日 (土) 夕食:お好み焼き

[rpg]秘神大作戦(柳川房彦/板東真紅郎、エンターブレイン)

 1920年代資料集としては面白く書けている。 他のゲームでもこの時代を使うことはあるだろうから、 そのための参考資料としては買い。

 システムの方は、 「3D6+能力値ボーナス+技能値ボーナス」というオーソドックスな基本システム。 3個ゾロ目がクリティカル、2個ゾロ目は「神縁」を消費してクリティカル化可能、 出目が1+2+3又は4+5+6でファンブル、でアクセントを付けている。

 この「神縁」がある種のヒーローポイントで、 特殊能力を使ったり、上述のようにクリティカル化したりすると消費され、 らしい行動をしたり、ファンブルを出したりすると回復する。

 で、大味な特殊能力として、「アーツ」と「降神術」というのが設定されている。 大体予想通りの特殊能力を使うことが出来る。

 設定は結構面白そうなのだが、システムの方は凡庸かな。 バトルのために「神縁」を持っていなくてはいけない (「神縁」が減った状態でバトルに入ると不利。)から、 調査場面はノロノロとしか進まないだろう。 で、マスターが 「それは君のPCの禁忌に触れるから、○○をしないと「神縁」が減るよ」 とか押しをかけることになる。
 もちろん、制限時間が明確なシナリオをやればそれは避けられるから、 そういうシナリオが中心なのかな。 (シナリオは未読)

[book]歌う虚(木村航、ファミ通文庫)

 「帝都物語」を300倍浮薄にして、 巫女萌えとかメイド萌えとかを混ぜ込んだような小説。 「秘神大作戦」の資料として目を通したということなんだが、 ほとんど意味無かったなあ。

[magazine]ニュートン 8月号

 大東亜戦争の古戦場「ミッドウェー」の鳥の写真集が載っていた。 2900メートル級の滑走路があり、 冷戦後の1996年からエコツアーが開催されていたが、昨年突然閉鎖。 理由は明らかでない、というネタ的な話もあるが、 のんびりとした動物の写真を見ていると、これがあのミッドウェーか、と感慨深い。

 「酸っぱいものや水が甘く感じられる」ということで知られるミラクルフルーツだが、 その理由が載っていた(p.43)。 クルクリンという蛋白質が甘み受容体を刺激するためで、 酸っぱいものについては、 含まれている水素イオンが味細胞の表面構造を変化させるため甘みの刺激が強くなり、 水の方は、 唾液の働きで弱まっていた刺激が戻るから甘く感じる、のだそうだ。

 あとは、「弥生時代が500年遡った」という5月のニュースの解説も載っていた。 中国と日本の鉄器の普及の問題が新たに浮上している (中国の資料が不充分でよく分からないが、今のままだと中国で一般化するよりも 日本での普及が先になってしまう。)とか、 縄文時代の最初が1万6千年前に遡ってしまい、 氷期の最中に土器が現れたということになってしまう (従来の説を大きく転換することになる)とか、 の問題がでているそうだ。
 恐竜の話もそうだが、突然話が大きく変わったりすることもあるのだな。


6月29日 (日) 夕食:定食(大戸屋)

[book]A君(17)の戦争 5 すすむべきみち(豪屋大介、富士見ファンタジア文庫)

 てっきり、4巻で終わると思っていたのに続きが出たのでちょっと意外。

 政略結婚、文化帝国主義、隣国の内乱幇助、などなど相変わらずな展開だが、 全体としてはおとなしめ。 YAの仮面をかぶっている都合からか、やや説明過剰な感もあるかな。 というか、ずっとそうだったんだろうが、 比較的地味目のシーンが多いせいか少し目立つような気がする。

 3,4巻あたりでチラホラ顔を出し始めていた「裏」が又出てきているのだが、 戦争に片を付けて、過去の事件に片を付けて、裏まで手を出すのにはかなりかかりそう。 今の調子だと完結までどのくらいかかるやら。 まあ、読んでいて面白いので不満はない。

[book]学研電子ブロックのひみつ(大人の科学編集部編、学研)

 復刻されたEX−150で紹介されている各種実験をもとに 電子回路の基礎を説明した本。

 固定バイアス、自己バイアス、電流帰還バイアス、などのトランジスタの基礎。 エミッタフォロワー、コレクタ同調、LC発振、ブロッキング発振、 各種マルチバイブレータ、などの基本的な回路。 デジタル基礎回路(アンド、オア、ノット、ナンド)。 加えて、測定器の基礎(電流、電圧、抵抗、ブリッジ)。
 こういった回路の動作原理を、一通り説明しており、 良い電子回路の入門書になっている。 というか、子供の頃欲しかったぞ、この本。 (ただ、インピーダンスの説明ははしょりすぎで、かえって分かりにくいのでは?)

 なお、学研の「○○のひみつ」と名乗るからには、当然マンガが必要。 で、4ページほどの「電子ブロック物語」というのがついている。

[rpg]サタスペREmix+(河嶋陶一朗/他、イエローサブマリン)

 ぶっとびスチャラカアジアンパンクRPG。 舞台はパラレルワールドの大阪。 日本は核戦争後に南北に分断され、 大阪は19世紀末の上海のごとき状態にある。 そこを舞台に、一癖ある連中をPCとして遊ぶ。

 駄洒落やパロディが満載だが、 システムと背景とシナリオとのバランスにはあまり無理は感じない、 というか、気にしてもしょうがないというか。 変なストーリー志向が無いので、多分破綻はしないだろう。

 システムは色々なゲームからかき集めてきたものを 「2d6を能力値回振り、難易度以上の数値が、何回出たか?」で判定するシステムに はめ込んだようなものになっている。 ダイスを振る回数が多くなってしまい、 特に戦闘やチェイスの場面でのもたつきに繋がらないかがちょっと不安だが、 細かくはやってみないと分からないかな。

 情報収集ルールは、おそらくデザイナーの趣味だろうか、 ミニゲーム風になっている。 時間とお金がどのくらいかかり、どういうルールを適用するか明確なので、 結構使えるかもしれない。

[movie]ルーヴルの怪人(2000年、フランス)

 わっ、B級かと思ったら、ソフィー・マルソーとか出てるよ。 しかも、ルーヴルでロケやってるし。 と思ったら、やっぱりB級だった。^^;

 名前の部分と顔が削られた奇妙な棺に収められたミイラの調査を行うルーヴルの学芸員。 しかし、調査中に奇妙な事件が起こる。 第20王朝の収蔵品ばかりを狙う怪人が毎晩のように現れ、 警備員に犠牲者が続出してしまうのだ。 実は、ミイラに閉じこめられていた亡霊が、 ルーヴルの近くに住んでいたリザという女性にとりついていたのだった。

 護符とか、ヒエログリフとか、電気の異常とか、面白いし、 なによりルーヴルの中の描写が興味深い。 映画としての出来はたいしたこと無いが、資料としては悪くない。

 あまり怖くない「クトゥルフの呼び声」のシナリオにアレンジするとちょうど良いかな。


6月30日 (月) 夕食:鶏の唐揚げ

[tv]タイムマシン World's First Time Machine(ディスカバリーチャンネル)

 2000年にコネティカット大学のロナルド・L・マレット教授が 素粒子を過去に送る方法を発表した。
 時空を歪めて、そこを移動することで超光速を実現する、 超光速が実現すれば、時間を遡ることが可能になる。 という話。

 マレット教授は、強力なレーザーを高速で回転させることで時空を歪めれば、 機械が動き出した瞬間へまでなら未来からそこに素粒子を送り込める、 ということで実験をしているそうだ。

 なお、タイムパラドックスについては、平行世界で解決だ、という立場を取る。

 ただ、全体としては聞いたような話が中心なので、いまいちだったかな。

[misc]コンタクトレンズ

 新調した。ということで、折角なのでデータを記録しておく。

カーブ:B.C. 7.60 7.70
直径:DIA 9.2 9.2
パワー:P −5.50 −6.00


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